

(後編)古市憲寿さん「意外と保険はたくさん入ってます」あと人生設計のハナシも。
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#人と暮らし
(前編はこちら)古市憲寿さん「仕事とプライベートに境界はない」それからお金のハナシも。
気鋭の社会学者であり、小説家でもあり、テレビ番組では社会問題に対して独自の視点で切り込んでいく古市憲寿さん。多彩なフィールドで活躍されていますが、ご自身のライフプランについてはどんな考え方をもっているのでしょうか? 後編ではお金や保険のことから「人生100年時代」の働き方まで、“テレビでは観られない古市さん”に切り込んでみました。
本業をつくらず収入源は1つにしない。

——古市さんは社会学者であり、ほかにも小説家、コメンテーターと、幅広い活動をされています。意識的に仕事のフィールドを広げているのでしょうか?
自分の肩書きにはまったくこだわりがなくて、逆に職業を1つに絞らず、本業をつくらないように意識しています。本業をつくると、その1つの世界の中で、「褒められたい 」 とか“評価されたい”とか、変な願望が出てくるというか……。
たとえばテレビのコメンテーターを本業にすると、局のプロデューサーや視聴者に好かれたいとか、いろんなことを考えて自分の思ったことが言えなくなって、どんどんつまらなくなってしまう気がします。活躍できる場がほかにもあって、「いざとなったらこの場所にいられなくなってもいい」って思えるくらいのほうが、好きなことや面白いことも言えるんじゃないかな。
加えて、収入源の選択肢が少ないのはリスキーですよね。1つの仕事に依存するとそれがダメになったときに生活ができなくなるので、僕は本業というものをつくらないように意識しています。
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