

(後編)AYAさんがアフターコロナのからだづくりのコツを伝授!
(前編はこちら)AYA 運動はまさに“運を動かす”メソッドです。
ここ数年、ワークスタイルやライフスタイルの著しい変化を受け、自身の健康についてもあらためて考え直す人が増えているようです。そこで、鍛え上げたからだと美しさを体現し、女性たちの憧れの的となっているフィットネス・プロデューサーのAYAさんにインタビュー。前編では、フィットネスのメリットや目指す美容・健康・未来などについて語ってくれたAYAさん。後編では、アフターコロナのからだづくりに効果的なストレッチや食材を紹介するとともに、真のウェルネスボディに近づくコツを伝授していただきます。
コロナ禍で鈍ったからだ。まず動かすべきは、肩と股関節。

──コロナ禍によるステイホーム中は、からだに変化がありましたか?
はい。活動量が低下したので、明らかにからだが重くなる感じがありました。なので、コロナ前と同じように、家の中でもスケジュールを立てて過ごしていました。たとえば起床してから30分後、もっとも脂肪が燃えやすい時間帯にはランニング、〇時からオンラインでのパーソナルレッスンといった具合に細かく予定を立てて、忙しくすることで活動量を増やすようにしていました。それでも対面レッスンを再開した直後は、本調子に戻るまで少し時間がかかりました。ニュースでもコロナ太りの話題が盛んに取り上げられていましたけど、おうちメインの生活ではどうしても活動量が落ちるので、太るのも当然のことなんです。それから久しぶりに皆さんのからだを目にして、気になったこともありました。
──何だったのでしょうか?
肩と股関節の硬さです。リモートワークでPCやスマホと長時間にらめっこすることが増えているからだと思いますが、肩は前に丸まって巻き肩に、股関節は硬くてがちがちという人が本当に多かったんですね。「体重が増えたから、しっかり運動したい」という声もよく聞きましたし、気持ちはわかるのですが、肩や股関節が硬いままだと狙った動きがしづらく効率が悪い。ケガもしやすくなるので、まずは肩甲骨まわりと脚の付け根からお尻にかけてを重点的にほぐすことからはじめるといいと思います。