

(後編)はんにゃ金田哲 相方のがんやコンビ休止の危機を乗り越えた。
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#人と暮らし
2021年にYouTubeチャンネル『はんにゃ金田SHOW』を立ち上げ、同年公開の映画『燃えよ剣』では剣道三段の腕前を生かした殺陣や演技が好評を博すなど、絶好調のはんにゃ金田哲さん。インタビュー前編では、子どものころの“勘違い”からお笑い芸人の道に進むことになったお話や、ブレイク期に味わった挫折を明かしてくれました。後編では、相方の病気で気づいたことやコンビ継続の裏側、金田さん自身が目指すこれから先10年についてうかがいます。
(前編)はんにゃ金田哲 ブレイク期の挫折と、遊びの中に見いだした仕事の本質。
相方のがんで迎えた、コンビとしての転換期。
──2014年には相方の川島さんに腎臓がんが見つかりました。それを知ったとき、どんなことを思いましたか?
いつも隣にいる人間ががんになったことで、自分のことのようにショックでした。仕事が忙しいときに僕が川島にストレスを与えていたせいかなとも思ってしまいました。川島からは、結婚することと、子どもができたこと、がんになったことを同時に知らされたんです。完全にパニックになりました。
──それは言葉に詰まりますね。
川島には、なんと言えばいいか迷った末に、「少し休んだほうがいいんじゃないか?」と言ったんです。でも、本人は「休みたくない」と拒みまして。それで数日間ずっと考えて、結論としては病気のことを隠しながらコンビとして活動を続けることにしました。自分が川島と同じ立場だったら、これまでと同じように接してほしいと思ったので。コンビとしての転換期があるとするならば、そこですね。その直前まではコンビが壊滅状態でしたから。でも、そこからもう一度、はんにゃとしてがんばっていこうということになりました。

──コンビ仲ももとに戻りましたか?
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