20代後半は貯金いくら必要?お金の悩みに生涯設計デザイナーが回答。
※ 記事中で言及している保険に関して、当社では取り扱いのない商品もあります。
※ 文章表現の都合上、生命保険を「保険」と記載している部分があります。
※ 本文中に記載の保険に関する保障の条件は、保険会社によって異なります。詳しくはご加入の保険会社にお問い合わせください。
社会人になって仕事にも慣れ、周囲を見回せば、結婚する友達、マンションを買った同期もちらほら。しかし、わが身を振り返れば貯蓄ゼロ、保険は入っていない……なんて人もいるのでは。
「このままではいけない気がする。なにか行動に移さなければ 」――そんな悩める28歳独身の男性会社員が、第一生命保険株式会社の生涯設計デザイナーに相談してみました。将来への備えはどう考えるのか、指南してもらいましょう。
目次
- 生涯設計デザイナーって?気軽に相談していい?
- 20代後半、預貯金はいくらあったらいい?
- 人生の2大リスクに備える。
- 20代が医療保険に加入するなら?
- 必要な預貯金額は人それぞれ。将来をシミュレーションしてみよう。
生涯設計デザイナーって?気軽に相談していい?
── 恥ずかしい話ですが、これまでお金のことには無頓着で……。ちゃんとしなきゃと思うのですが、何をどうすればいいのかわからないんです。生涯設計デザイナーが相談に乗ってくれると聞いたのですが、そもそも生涯設計デザイナーって?
第一生命の「生涯設計デザイナー」は「一生涯のパートナー」として、お客さまの幸せの実現をお手伝いするのが仕事です。
お問い合わせいただけたら、現状を整理して、将来をシミュレーションする「生涯設計プラン」を一緒につくりながら、お金や保険についてアドバイスさせていただきます。
お若い方だと、あまりお金について深く考えていない、という場合も多くあります。医療保険や将来の老後資金についてはもちろんですが、「お金がたまらないんですけど、どうすればいいですか?」といった気軽なご相談でも大丈夫です!
20代の若いうちから相談するメリットってあるの?
── お金や老後の資金に関する情報ってインターネット上にもたくさんあって、何から考えたら良いのかもわからなくて。
今は情報が溢れていて、若い世代の方は特に、ご自身でインターネットを使って調べることに慣れていますよね。
能動的でいいなと思う半面、インターネットの情報がすべて正しいわけではないですし、見たいものだけを見てしまうことがあると思います。
インターネットの情報だけに偏ってしまうと、大事な情報を見逃してしまうかもしれません。私たち、生涯設計デザイナーは、さまざまな方の人生のご相談を受けてきています。
客観的で多様な意見を聞くことは大切ですし、生涯設計デザイナーとのコミュニケーションを通じて理解が深まるということもあると思います。ですので、遠慮しないでなんでも聞いてくださいね。
20代後半、預貯金はいくらあったらいい?
── 僕、お金はあればあるだけ使ってしまうタイプであまり貯金がないのですが、20代後半の男性だとどのくらい貯金があったらいいものなのでしょうか?
同世代の平均貯金額のデータ は気になるところだとは思います。
逆に、質問させていただきます。世の中の20代後半の男性が皆さん、同じ環境で日々生活をされていると思いますか?
── いや……。職業や年収も違うし 、すでに結婚して子どもがいる人もいるので、生活環境はそれぞれだと思います。
そうですよね。独身の方もいれば、すでに世帯主となっている方、あるいはご病気と向き合っている方もいらっしゃいます。
ですので、一概に、「20代後半の男性の貯金額はいくらあったらいい?」と聞かれても、パッとお答えできないのが正直なところです。
── それはたしかにそうですね。
ライフプランをシミュレーションすることで、お金の見通しを立てる。
必要な貯金額は現在の生活状況や、今後、その方がどういった人生を歩みたいかによって変わってきます。
未来を具体的に考えることで、その人の人生において、どのくらいのお金がいつ必要になるかが見えてきますよ。
── 未来ですか……。あまり考えていませんでした。
未来を考えるときは、まず、前提情報を整理する必要があります。
現在、どのくらいの収入があるのか。生活費や住居費などの支出がどのくらいなのか。車を持っているのかどうか。預貯金をはじめとした金融資産はどのくらいあるのか。
こうした家計の現状 を一緒に確認していくのがファーストステップです。それを踏まえて、具体的なライフプランをシミュレーションしていきます。
── まずは、ちゃんと今の状況を把握することが必要なのですね。
現状を把握できたら、「未来のイベント」について考えていきます。何歳まで働くのか、結婚やお子さまの誕生、家の購入など、将来的にやりたいことを考えて、人生の収支を計算していきます。
どういう人生を歩みたいかによって、どの程度のお金がかかるのかを見通し、そこから逆算していくのです。
たとえば、10年後にマンションを買いたいとなれば、それまでに年間いくら貯めるべきかがある程度わかりますよね。目標をみつけて意識できれば、モチベーションにもつながるのではないでしょうか。
人生の2大リスクに備える。
── この先、いろいろありそうなので 、現実的に考えないといけないと思いました。
ただ、未来のイベントは明るいものばかりではありません。
人生100年時代が間近な今、訪れるかもしれない危険もたくさんあります。「人生の2大リスク」といわれるものがあるのですが、なんだと思いますか?
── 初めて聞きました。事故と病気とかですか?
残念! 正解は「死亡のリスク」と「働けなくなるリスク」です。
人はいずれ亡くなるということは、皆さん知っています。でも、一方の「働けなくなるリスク」については、自分ごと として考えていない方も少なくありません。
── たしかに、自分が働けなくなることを具体的にイメージしたことはないです。「同じ額の給与を毎月もらえるのが当たり前」という感覚なので、なくなったら困りますね 。
そうですよね。収入がなくなるのはもちろんですが、場合によっては普段つり合っている収入と支出のバランスが崩れる可能性があります。その備えとして貯金のほか、各種保険なども活用しながら備えていくことが大切です。
20代が医療保険に加入するなら?
── やっぱり保険についてもちゃんと考えたほうがよさそうですね。
保険は大きく2つに分類できます。所得・費用を守るために、思いがけない事態に備えるもの、将来の資産を準備するものの2種類です。
両方大切なので、すでに加入している保険があるのであれば、手薄な部分を補っていくといいと思います。ちなみに、今、保険に加入されていますか?
── いえ、何も入っていません。お話を聞いて、病気になったら怖いなと思いました。
初めて保険に加入するのであれば、まずは万一の病気やケガ等に備えられる医療保険でしっかりと備えていくのはいかがでしょうか。特に一時金タイプの医療保険がおすすめです。
── 一時金タイプの医療保険って、どういうことですか?
医療保険には種類があります。日額保障タイプは入院1日につきいくらというもの。それに対して一時金タイプは、第一生命の「総合医療一時金保険」のように入院日数に関係なく、まとまった額の給付金をまとめて受け取れるものです。
たとえば、7日間入院することになったとき、日額1万円の医療保険に入っていれば給付額は7万円です。一方、基準となる給付金額(基準給付金額)が30万円に設定されている一時金タイプの医療保険に入っていれば、同じ7日間の入院でも30万円が給付されます(ただし、各保険会社の規定によっては、給付金のお支払いの対象とならない場合もあります)。
短期入院でも受け取り可能な 金額が多くなるというのもメリットですが、病気になると何かと物入りになります。不安でいっぱいのなか、医療保険からまとまった金額が給付されるとわかっていれば、万一の場合でも経済的な不安を軽減することができるでしょう。
公益財団法人 生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」によると、最近は入院日数の短期化が傾向としてみられるので 、その意味でも、一時金タイプは時代にマッチしているといえます。
※ 入院日数や手術の有無などにより、一時金タイプの医療保険の給付金額は、日額タイプよりも少なくなる場合があります。
※ 総合医療一時金保険の保険料は、2020年12月販売停止の総合医療保険(日額タイプ・入院給付金日額1万円)よりも高くなります。(一部の年齢・性別・契約内容を除く)
参考:公益財団法人 生命保険文化センター「令和4年度 生活保障に関する調査」
参考:公益財団法人 生命保険文化センター「平成22年度 生活保障に関する調査」
── なるほど! 20代のうちからお金や医療保険について考えたほうがよさそうです。生涯設計プランにも興味が湧きました。今日は本当にありがとうございました。
必要な預貯金額は人それぞれ。将来をシミュレーションしてみよう。
仕事にも慣れ、気持ちが落ち着く20代後半は、将来のお金のことや保険に向き合うベストタイミング。結婚がきっかけになる方も多いようです。
人生100年時代が間近ともいわれる時代、20代のうちから将来を具体的にシミュレーションすると、保険や貯蓄を上手に活用しながら無理なく備えていくことができます。
もちろん、歩みたいと考える理想の人生は変わっていくものです。人生の段階や変化に応じた見直しも、生涯設計デザイナーがフォローしてくれます。
写真/Getty Images
古舘 愛
第一生命保険株式会社で、生涯設計デザイナーとしてお客さまへのコンサルティングや保険提案業務に従事。現在はデジタルマーケティング部で、デジタルを生かした新たな顧客接点を通じたお客さま対応を担当している。
※ この記事は、ミラシル編集部が監修者への取材をもとに、制作したものです。
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※ この記事は、2024年6月時点の商品の概要を説明したものであり、契約にかかるすべての事項を記載したものではありません。検討にあたっては「保障設計書(契約概要)」など所定の資料を必ずお読みください。また、契約の際には「重要事項説明書類(注意喚起情報) 」「ご契約のしおり」「約款」を必ずお読みください。