30代におすすめの医療保険は?30代のうちに入っておくといい理由と選ぶ際のポイント。 30代におすすめの医療保険は?30代のうちに入っておくといい理由と選ぶ際のポイント。

30代におすすめの医療保険は?30代のうちに入っておくといい理由と選ぶ際のポイント。

投稿日:
#保険
お気に入り
     

※ 記事中で言及している保険に関して、当社では取り扱いのない商品もあります。
※ 文章表現の都合上、生命保険を「保険」と記載している部分があります。
※ 本文中に記載の保険に関する保障の条件は、保険会社によって異なります。詳しくはご加入の保険会社にお問い合わせください。

結婚や出産、マイホームの購入などを経験する人が多い30代。ライフスタイルの変化をきっかけに、もしも自分がケガや病気で入院することになったら生活はどうなるのだろう……と考えることもあるのではないでしょうか。そうした「もしものとき」に備えておけるのが、医療保険です。

生涯設計デザイナーとしてお客さまのコンサルティングを行ってきた、第一生命保険株式会社コミュニケーションデザイン部(取材当時)の古舘愛さんに、30代で医療保険に入っておくメリットや保険選びのポイントを教えていただきました。

目次

なぜ医療保険は30代のうちに入っておくといいの?

なぜ医療保険は30代のうちに入っておくといいの?

結婚や妊娠・出産などのライフイベントを経験し、家族構成やライフスタイルが大きく変わることが多い30代。医療保険の必要性に気づく年代であると同時に、医療保険に入りやすい年代でもあります。具体的なデータを追いながら、その理由をご紹介しましょう。

30代になると医療保険加入率が一気に上がる。

公益財団法人 生命保険文化センターの調査によると、20歳代の加入率は35.7%ですが、30歳代になると67.7%と、32%上がっています。それ以降は40歳代~50歳代で少し加入率が上がりますが、特段大きな変化はありません。

医療保険(※)の年代別加入率

年齢 加入率
18歳~19歳 19.0%
20歳代 35.7%
30歳代 67.7%
40歳代 71.6%
50歳代 75.3%
60歳代 71.6%
70歳代 61.5%

※ 疾病入院給付金が支払われる生命保険

参考:公益財団法人 生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」をもとにミラシル編集部にて作成

20代から30代になるタイミングで加入率が上がっているのは、結婚や出産で家族が増える経験をする方が多いからだと考えられます。この世代は、所帯を持つという責任感が影響しているのではないでしょうか。

新婚の男性から、「妻が医療保険に加入していないから、提案してほしい」と、ご相談をいただいたケースもあります。自分だけでなく、家族の保険についても考える年代とも言えるでしょう。

また、30代になり、高齢になった両親ががんなどの病気で入院・通院する姿を見て、自身の医療保険を意識したという方もいらっしゃいます。

30代が支払っている保険料は平均いくら?

医療保険だけではなく、生命保険全般のデータではありますが、公益財団法人 生命保険文化センターの調査によると、世帯ごとの年間払込保険料の平均額は、世帯主が30歳~34歳の世帯は年間26万2,000円、世帯主が35歳~39歳の世帯は年間38万2,000円となっています。

参考:公益財団法人 生命保険文化センター「2021(令和3年度)生命保険に関する全国実態調査」

世帯主が30歳~34歳の世帯は、1か月で約2万1,800円の保険料を支払っていることになります。世帯主が35歳~39歳の世帯は1か月で約3万1,800円と、月1万円ほど増えています。子どもの年齢が上がって学費が必要になることを見越し、もしものときに備えて保障を手厚くする世帯が多いことが推測できます。

30代のうちに医療保険に入ったほうがいい理由は?

30代のうちに医療保険に入ったほうがいい理由として、「保険料は若いほうが低く算出される」という点が挙げられます。保険料は数年~数十年単位で支払い続けていくことを考えると、金額を抑えられるメリットは大きいでしょう。

さらに重要な点が、健康面です。保険は、健康に不安がある状態だと加入できなかったり、条件付きの契約になったりしてしまうものです。若く、健康なうちに加入しておくことをおすすめします。

また、過去には、健康診断で指示されていた再検査を受けていなかったために、お申し込み後の審査で加入いただけなかったというお客さまもいらっしゃいました。健康診断の結果が保険加入に影響することは覚えておいたほうがいいでしょう。

「医療保険に入っておいてよかった」と感じたエピソード。

私が担当したお客さまの中にも、30代で医療保険に加入していてよかったと感じている方がいらっしゃいます。

たとえば、過去に大きなケガも病気も経験したことがなく、「医療保険に加入している意味があるのかな?」と感じていた男性がいらっしゃいました。この方は、あるときキャンプ中に転び、腰の一部を骨折して入院が必要になってしまいましたが、幸いにも医療保険に加入していました。無事に入院給付金を受け取ることができ、「まさか自分がこんな大ケガをするとは思わなかった。医療保険に加入していて本当によかった」と語られていましたね。

医療保険はその特性上、給付金を受け取るまではどうしても、「入っている意味があるのかな」と思いながら保険料を支払っている方が多いものです。しかし、医療保険は健康なうちから準備しておくことが重要なものですし、定期的に見直すことで適切な保障を受けられるものです。もしものときに備え、あらためて自分自身やご家族の保険を見直してみることをおすすめします。

30代の医療保険選びのポイント。

30代の医療保険選びのポイント。

入院にかかる費用などの実情を知ることで、本当に必要な医療保険が見えてきます。公益財団法人 生命保険文化センターの調査によると、入院経験がある人の直近の入院における入院日数は、平均で17.7日、入院時の自己負担費用の平均は19万8,000円となっています。

参考:公益財団法人 生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」

想定される入院費用を踏まえ、いくらまでなら預貯金でカバーできるのか、どのくらい給付金を受け取れると安心感があるかを考えてみるとよいでしょう。

ただ、医療保険に加入しようと思っても、商品によって受け取れる給付金の種類や金額、条件などはさまざまなので、迷う方も多いでしょう。ここからは、医療保険を選ぶポイントを解説していきます。

「一時金タイプ」と「日額タイプ」。

入院給付金の支払い方法は、大きく2つに分けられます。入院した時点で一定の入院給付金がまとめて支払われる「一時金タイプ」と、入院日数に応じた入院給付金が支払われる「日額タイプ」です。

30代の方であれば、入院しても日数は長くならないことが多いので、入院日数に関わらず一定額の入院給付金を受け取れる「一時金タイプ」のほうが、入院給付金の受取額が入院日数分となる「日額タイプ」よりも多くの入院給付金を受け取れる可能性が高いと言えます。

たとえば、「日額タイプ:1日1万円」の保険に加入していれば、10日間入院した場合に受け取れる金額は10万円。一方で、「一時金タイプ:入院1回につき30万円」の保険に加入していれば、入院日数にかかわらず30万円を受け取れ、そのほかの費用に充てることなどができます。

※ 入院日数や手術の有無などにより、一時金タイプの医療保険の給付金額は、日額タイプよりも少なくなる場合があります。

参考:厚生労働省「令和2年(2020)患者調査(確定数)の概況」

「手術給付金」の金額を選択。

医療保険の加入者が手術を受けることになった場合には、入院給付金とは別に手術給付金が支払われます。商品によってはこの金額も選択できるので、自分に必要な金額を考えてみましょう。

たとえば、第一生命の「総合医療一時金保険(無解約返還金)(2021)」に加入していて、入院中に手術を受ける場合の手術給付金額は、基準給付金額の10%、もしくは50%を契約時に選択できます。

30万円を基準給付金額に設定し、「入院中の手術」の給付割合を基準金額の50%にしていれば、入院給付金30万円+手術給付金15万円=45万円を受け取れるというわけです。

保障を手厚くしたい場合は50%、急な入院にも耐えられる程度に預貯金に余裕のある場合は10%に設定する方が多い印象です。

「定期型」と「終身型」。

医療保険には、保険期間(保障期間)が決まっている「定期型」と、一生涯にわたって保障が継続する「終身型」があります。

30代の場合、ライフスタイルが変わることが多い年代ですし、10年後、20年後に医療現場の常識が変わっている可能性もあるため、「定期型」をおすすめしています。子どもが独立している方や、定年を迎えた方であれば、大きなライフスタイルの変化はないと考えられるので、「終身型」がよいかもしれません。

第一生命の「総合医療一時金保険」が30代におすすめの理由。

第一生命の「総合医療一時金保険」が30代におすすめの理由。

医療保険選びのポイントを解説しましたが、第一生命の「総合医療一時金保険(無解約返還金)(2021)」は、まさに30代にぴったりの保険と言えます。その特徴について、詳しく解説していきます。

入院日数が短くても入院給付金をまとめて受け取れる。

「総合医療一時金保険」はその名の通り、入院給付金を一時金で受け取る保険です。入院日数にかかわらず、たとえ日帰り入院(※1)だったとしても、加入時に設定した金額をまとめて受け取れます(※2)。

ただし、睡眠時無呼吸の診断・検査等のための入院のうち、入院日数が2日以内、かつ、睡眠時無呼吸と医師により診断されなかった入院はお支払いの対象とはなりません。

入院給付金の支払い限度の型も、1回型・2回型・4回型から選択できます。1回型の場合は入院した時点で受け取る一時金のみですが、2回型を選択すると、入院日数が30日に達したときに再び一時金を受け取れます。4回型だと、入院日数が1日、30日、60日、90日に達したとき、各日数に達するごとに入院給付金を受け取れます。

※1 「日帰り入院」とは、入院日と退院日が同一の日である場合のことです。

※2 入院・手術等が、病気またはケガの治療を目的としたものでない場合は、各給付金のお支払い対象となりません。たとえば、美容上の処置、正常分娩、治療処置をともなわない人間ドック検査のための入院・手術等の場合はお支払いの対象となりません。

ニーズにあわせて給付金額を選べる。

「総合医療一時金保険」で受け取る入院給付金は、5万円~40万円の範囲内(※)で選択できます。一般的に1回の入院時に必要な費用を鑑み、30万円に設定する方が多い印象です。すでに預貯金や別の保険などで備えている方は15万円、保障をより手厚くしたい方は30万円といったように、状況や要望にあわせて設定するとよいでしょう。

※ この商品に単体で加入する場合は10万円からとなります。

「健診割」の適用でお手頃な保険料に。

契約時に健康診断書などを提出することで、保険料が割引になる「健診割(健康診断割引特約)」を利用できます。加えて、健康診断書などを提出のうえで、さらに健康状態が適用条件を満たせば、優良割引保険料が適用され、月々の保険料が割り引かれます。毎月支払うものなので割引の有無による差は大きいでしょう。

※ 契約に際して、健康診断書等の提出とは別に健康状態の告知等が必要です。告知等の内容によっては健康診断優良割引の適用条件をすべて満たした場合でも、健康診断基本割引保険料になることや加入できないことがあります。

【まとめ】いざというときに備えて、医療保険について考えよう。

入院が必要になったときに医療保険に加入しようとしても、入ることはできません。もしものときに金銭面の負担を軽くするため、若くて健康なうちに医療保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか。

また、医療保険は加入したら終わりではありません。ライフスタイルや医療の進化にあわせて、5年、10年といったスパンで定期的に見直すことも大切です。長い目で医療保険と向き合っていきましょう。

写真/PIXTA


古舘 愛
第一生命保険株式会社で、生涯設計デザイナーとしてお客さまへのコンサルティングや保険提案業務に従事。現在はコミュニケーションデザイン部で、デジタルを生かした新たな接点でのお客さま対応を担当している。


※ この記事は、ミラシル編集部が監修者への取材をもとに、制作したものです。
※ 掲載している情報は、記事公開時点での商品・法令・税制等に基づいて作成したものであり、将来、商品内容や法令、税制等が変更される可能性があります。
※ 記事内容の利用・実施に関しては、ご自身の責任のもとご判断ください。

※ この記事は、2023年7月時点の商品の概要を説明したものであり、契約にかかるすべての事項を記載したものではありません。検討にあたっては「保障設計書(契約概要)」など所定の資料を必ずお読みください。契約の際には「重要事項説明書(注意喚起情報)」「ご契約のしおり」「約款」を必ずお読みください。

(登)C23P0066(2023.6.29)
お気に入り
     
キーワード
#保険 #病気・けがへの備え #働けなくなるリスク #医療保険
mirashiru_kaiinntouroku.jpg
ミラシルの会員特典ご紹介!
投稿日:
#人と暮らし