元水泳日本代表・田中雅美が考える、子どもが習い事で養う力とは。
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子どもの成長を促し、興味・関心の芽を育む習い事。スポーツ、アート、学習系……どれもとても魅力的ですよね。親としては、習い事を通して子どもにいろいろな経験をさせてあげたい一方で、送迎の手間や毎月の費用がかさんでしまうのも悩みどころです。
そこで今回お話を伺うのは、元水泳日本代表選手の田中雅美さん。数々の国際大会で輝かしい成績を収めたのち、現在はスポーツコメンテーターや水泳指導者として多忙な毎日を送っています。長きにわたり日本競泳界に欠かせない存在でありながら、私生活では6歳・4歳の子育てに奮闘するママでもある田中さん。
母、そして指導者の顔を持つ田中さんと一緒に、「子どもと習い事」について考えてみましょう。子どもの成長とともに増える習い事の費用とあわせて考えておきたい、将来の教育資金を備える方法についてもご紹介します。
目次
娘の「スイミング拒否」で知った、プロへ任せる心がまえ。
──田中家の習い事事情について教えてください。
この春から小学校に入学した娘はいくつか習い事を経験していて、中でもスイミングスクールには3歳から通っています。でもスタート当初は、親子ともども大試練で……。30人くらい生徒がいるクラスの中で、娘だけがずっと先生にしがみついて泣いているんです。泣かずに水に入れるようになるまで3カ月はかかったかな。
今は楽しく通えているので結果的によかったと思えていますが、プールサイドで号泣する娘の姿を見ているといろいろな感情が込み上げてきて。習い事は彼女にとって早すぎたのかと悩みましたし、自分が競泳選手だったからこそ「わが子に水泳をやらせたいという気持ちは、親のエゴかもしれない」という葛藤も強かったです。
──3カ月間、娘さんもがんばりましたが、やめるという解決策は考えなかったのですか?
ギリギリのところで踏みとどまっていた感じですよ。娘があまりにも嫌がるので、担当コーチにはクラスのレベルを1つ下げることも提案しました。でもコーチは「このままで大丈夫。もう少しがんばってみましょう」と力強くおっしゃいました。
そもそも私は水泳の指導者として、大勢の保護者へアドバイスをしてきた人間です。だからコーチの言葉は十分理解できるのだけれど、親としては「本当にそれが正しいのかな?」ってすごく悩みました。なにせ初めての子育てですから、何が正解かなんてわからないし、子どもを育て守るという立場である「親」の責任の重さをあらためて思い知ったというか……。
ただ、私がウジウジ悩んでいるうちに、あれだけ頑固にレッスンを拒否し続けていた当の娘が突然喜んで通うようになってしまって拍子抜け(笑)。あっという間にクロールを習得して、今は平泳ぎに取り組んでいます。
──「大丈夫」というコーチの言葉通りになったのですね。
そうなんです。この娘の一件で、子育てをしているなかで思い悩む出来事が起きたら、その分野のプロフェッショナルに任せることが重要だと学ばせてもらいました。
もちろん、最終的には親が判断すべきでしょうが、プロの見解を受け入れる意識を持っておくのが大事かなと。親はどうしても感情論に寄ってしまうため、せっかくの子どもの成長の機会を摘みとる可能性もあるのだと痛感しました。
習い事は子どもの「やり抜く力」を高める!
──親として葛藤を感じる場面はあっても、習い事を通して子どもに「やり抜く力」を身に付けさせることができそうですね。
そう思います。それに、小さな子どもにとって、家庭と保育園や学校以外のコミュニティーを持つのはとても大きな価値があること。たとえば娘の通うスイミングスクールは、欠席するとほかのクラスにレッスンを振り替えられるんです。すると、まわりは知らない子だらけの環境で泳がなくてはいけません。
こういった経験を何度も体験することは、集団の中で必要な立ち振る舞いやコミュニケーション術を学ぶ貴重な場になります。うちの娘も、振替レッスンを受けるたびに「新しいお友達ができた!」とニコニコで帰ってくるんですよ。彼女なりの対人スキルが育まれていると思うと頼もしさを感じます。
──田中さんは現役引退後、水泳の指導者としても活躍されています。指導者の立場としては、生徒の子どもたちへどういった指導を心がけていますか?
生徒さんには「できなかったことができるようになることが、いちばんすばらしいこと」と繰り返し伝えます。そして、どんなにささいな内容でも何か目標をクリアするたび思いっきり褒めるんです。
私自身、小学生のときに学校でなかなか馴染(なじ)めず苦しかった時期があったのですが、スイミングスクールに通いはじめてからはクラスメートと積極的に関われるようになりました。水泳を通じて小さな成功体験を積み重ねたことで、自信や自己肯定感が養われたのかなと思っていて。
習い事は、こうしたスモールステップ法(※1)を実践するのに格好の舞台です。水泳に限らずさまざまなジャンルの習い事で、子どもたちが「自分の軸」を育ててくれるとうれしいですね。
※1 目標を細分化し、小さな目標を達成する体験を積み重ねながら、最終目標に近づいていく手法。
そろそろ考えたい。将来の教育費に向けた備え。
──4歳の息子さんの習い事には、水泳と体操を考えているそうですね。お子さん2人分の習い事となると、手間や費用もかかりそうです。
息子にも、本人の意思を尊重しながら習い事をやらせたいと思っています。私がプロ野球ファンなので、いずれ野球にもチャレンジしてほしいなと(笑)。2人それぞれの興味・関心が違うから、すべて同じ習い事というわけにもいきませんし、1人で通えるようになるまでは、送迎時間の調整は悩ましい問題です。
それに、成長するにつれて、塾など学習系の習い事も必要になってきますよね。親は欲張りですから、最初は「算数だけ」と思っていてもそのうち国語や英語もやらせたくなって、費用も倍々になるのだろうなと予想しています。まだ実感はありませんが、これから大学まで進学していくことを考えると、先々の教育資金は心配になりますね。
──娘さんは小学校に入学されましたが、小学生の1年間にかかる学習費(※2)の平均額は、公立で約35万円、私立小学校で約167万円。また、大学4年間の学習費(※3)の目安は、私立文系で約647万円となっています。これからどんどん増えていく習い事の費用と、将来に必要な教育資金に向けて、何か備えをされていますか?
いえ、特別なことはしていなくて……。結婚後すぐに子ども2人を妊娠・出産したこともあり、これまでは目の前の子育てイベントをこなすのに精いっぱいでした。でも、上の子が小学校に上がって少し落ち着いたタイミングの今、将来のお金のことをちゃんと考えなきゃねと夫婦で話しているところです。
私はフリーランスという不安定な職業ですし、定番の「学資保険」が魅力的だなと思っています。ただ、ママ友と「習い事代って高いよね」と愚痴を言い合うことはあっても、具体的にみんながどうやって教育費を備えているかなど一歩踏み込んだ話には至りません。だから、学資保険にどんなメリットがあってどういう人に向いているのか、しっかり勉強したいなと思っています。
※2 学校教育費(給食費等の経費含)と学校外活動費(習い事等)の総額。
参考:文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」
※3 学校教育費(入学費用、在学費用)と学校外活動費の総額。
参考:文部科学省「令和元年度 私立大学等入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果について」
日本学生支援機構「平成30年度学生生活調査集計表(A-1表)」
2人のお子さんの教育費のため、学資保険に興味があるという田中雅美さん。でも、その詳しい内容はよくわからないとも話してくださいました。「子どもの学費をためるためのもの」とぼんやりイメージはできても、具体的にどんなメリットがあるのか、どんな目的に向いているのかを知る機会はあまりありませんよね。そこで、学資保険についてご紹介します。 |
学資保険のメリットって? その特徴を解説!
学資保険のメリットには大きく分けて2つあります。1つ目は、積立感覚で無理なく教育資金を備えることができる「貯蓄性」。契約時に定めた保険料を払い込むことで、入学や進学などお金がかかるタイミングで、学資金や満期保険金を受け取れます 。そして2つ目は、契約者に「もしも」があった場合に備えて「保険料払込の免除保障(※4)」を商品によってはつけられるものもある点です。
第一生命の「こども学資保険(2018) (こども応援団・Mickey) 」は、2つのメリット「貯蓄性」「契約者の保障」のどちらを重視するかといった、目的とニーズに応じてプランを組むことができます。契約例でプランを見比べてみましょう。
<契約例>
お子さま0歳で契約し、18歳~22歳までの5年間に毎年40万円ずつ、学資金・満期保険金の受取総額2,000,000円を受け取る場合
◆契約者:男性28歳/被保険者:お子さま0歳
◆学資金支払期間:お子さま18歳~22歳(満期)
◆基準保険金額(※5):40万円/支払方法:月払(口座振替)
シンプルプラン(MickeyC型) | バランスプラン (MickeyB型) | 安心プラン (こども応援団A型) | |
ここがポイント! | 返還率(※6)重視で、とにかく効率よく教育資金を備える | 教育資金を備えながら、契約者の死亡に備える | 教育資金を備えながら、契約者の6つのリスク(※7)に備える |
月払保険料 | 32,032円 | 16,173円 | 10,987円 |
保険料払込期間 | 5年 (お子さま0歳~5歳) | 10年 (お子さま0歳~10歳) | 15歳 (お子さま0歳~15歳) |
保険料払込の免除 | なし | あり 契約者死亡の場合 | あり 6つのリスク(※7)に該当の場合 |
保険料の総額 | 1,921,920円 | 1,940,760円 | 1,977,660円 |
返還率(※6) | 104.06% | 103.05% | 101.12% |
学資金・満期保険金の受取総額 | 2,000,000円 | 2,000,000円 | 2,000,000円 |
あなたに合ったプランを組んで、将来の教育資金の準備を学資保険ではじめてみませんか?
※4 プランによって保障の内容は異なります。
※5 基準保険金額とは、学資金と満期保険金の受け取り1回あたりの金額です。
※6 返還率は「学資金・満期保険金の受取総額÷保険料の総額」で算出しています。
※7 6つのリスクとは、所定のがん・急性心筋梗塞による所定の状態・脳卒中による所定の状態・要介護状態・身体障害状態・死亡となります。
※ 学資金・満期保険金の受取総額が保険料の総額を下回る場合があります。たとえば解約した場合の解約返還金は多くの場合、保険料の累計額を下回ります。
※ 保険料払込の免除の対象とならない場合があります。詳しくはパンフレットをご確認ください。
田中 雅美
元水泳日本代表選手。平泳ぎを専門種目とし、2000年にシドニーで開催された国際大会では4×100mメドレーリレーの銅メダルを獲得した。現役引退後はスポーツコメンテーターや水泳指導者としてマルチに活躍中。プロ野球・北海道日本ハムファイターズの大ファンとしても知られている。
※ この記事は、ミラシル編集部が取材をもとに、制作したものです。
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