

東大卒・たむらかえ流「受験の乗り越え方」。受験期の親子のベストな関係とは?
子どもにとって、大きな挑戦となる大学受験。受験生を抱えるご家庭では、成績が伸び悩んだり、模試の結果に一喜一憂したりと、揺れる子どもの気持ちにどう向き合えばよいのか戸惑うこともあるのではないでしょうか?
そこで今回は、理系女子の日常を配信する動画クリエイターとして人気を集める、現役大学院生(2025年1月取材時点)のたむらかえさんに、幼少期のご両親の子育て方針や東大合格を果たした勉強法、受験生時代にうれしかった家族のサポートについて話していただきました。
目次
飾らない理系学生の日常が人気!

──たむらさんは、「たむらかえ」「たむらかえ2」という2つのYouTubeチャンネルを運営し、人気を集めていますね。なぜ、2つのチャンネルを運営しようと思われたのですか?
もともと動画編集が好きで、最初にはじめたのは、お菓子づくりを中心に配信している「たむらかえ」というチャンネルです。ただ、編集作業がものすごく大変で、1本の動画を完成させるのに、2週間もかかってしまうペースでした。その割には、再生回数がなかなか伸びず……。
そこで、もっと気軽に毎日投稿できる内容にしようと考えてはじめたのが「たむらかえ2」です。このチャンネルでは、友達にウケたエピソードを私が喋るだけだったり、大学院生としての普段の生活を撮影したり、ゆるく配信しています。
撮影はすべて即興で、必要な箇所だけ切り取ったり、字幕をつけたりする簡単な編集をしています。それまでは「おもしろくしなきゃ」と気張っていたんですが、「たむらかえ2」は「すごくおもしろいわけではないけど、なぜかだらだら見てしまう」動画を目指しています。
──そんな独自のスタイルが同世代の共感を呼び、「たむらかえ2」は今やチャンネル登録者数20万人を超えていますね。生活にどんな影響がありましたか?
「たむらかえ2」が注目されるようになったおかげで、メインの「たむらかえ」のほうも再生数が伸びました。ただ、動画制作に時間を取られるぶん、大学院生としての研究が思うように進まないんですよ! 実は今、修士論文がかなりピンチです。
大学院を修了したあとは、社会人として自立する予定です。動画制作では、これからも無理にネタを探すのではなく、自然な日常を切り取るスタイルを続けたいと思っています。なので、動画を本業にするつもりはありません。
学年トップクラスからの挫折と再起。東大受験を乗り越えるまで。
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