個人事業主だからこそ健康診断を受けよう!【フリーランスの入院体験談】 個人事業主だからこそ健康診断を受けよう!【フリーランスの入院体験談】

個人事業主だからこそ健康診断を受けよう!【フリーランスの入院体験談】

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#健康
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フリーランスで働く個人事業主は、自由度の高い働き方ができるメリットがある一方で、突然の病気やケガによって収入が減ったり途絶えてしまったりするリスクがあります。そうしたリスクを少しでも減らすために、健康診断はきちんと受診しておきたいですよね。

健康診断は、会社員であれば会社からの指示で定期的な受診を求められますが、フリーランスで働く個人事業主の場合、自らの意思で受診することになります。そのため、何年も受診していない人や、「そもそも受診する必要ある?」「費用は経費として計上できる?」などの疑問を持つ人も少なくないでしょう。

この記事では、クモ膜下出血で長期の入院生活を余儀なくされた、フリーランスで働くスポーツカメラマン・風景写真家の太田裕史さんにインタビュー。入院して感じたことやかかった費用、そして闘病を経て感じた健康診断の必要性などについてお話しいただきました。

目次

個人事業主にとっても大切な健康診断。

太田裕史さんのプロフィール

フリーランスになって10年目、47歳のときにクモ膜下出血で倒れたという太田さん。それまで、ご自身の健康状態はどのように把握されていたのでしょうか?

フリーランスになってから健康診断はほぼ受診していなかった。

──太田さんは、フリーランスの個人事業主となってから健康診断を受診していましたか?

会社員からフリーランスに転身して1年目のときに、自治体から健康診断の案内通知が来て、そのときは受診しましたね。

その後も案内通知は毎年来るのですが、会社員と違って受診には強制力がありません。2年目以降は忙しくなったこともあり、1年目の受診以来、クモ膜下出血で倒れるまで1度も受けていませんでした。これまで健康に大きな問題を抱えたこともなくて、「自分は大丈夫」という意識もあったんだと思います。

フリーランスになって10年目。まさかの入院・手術に!

フリーランスになって10年目。まさかの入院・手術に!

──クモ膜下出血を発症したときの状況を教えてください。

私は仕事が休みで妻は仕事の日でした。朝、出勤前の妻が、私が倒れているのを発見し救急車を呼んでくれました。消防署や救急病院が家から近かったこともあり、すぐに応急手当や手術を受けられたので、一命をとりとめることができました。

──発症前に兆候などはあったのでしょうか?

数日前から頭痛がしていました。ただカメラマンの仕事上、重い機材を持つことから肩こりによる頭痛が度々起こっており、今回もその症状かと思っていました。クモ膜下出血は生活習慣病とも言われますよね? 仕事で体を動かすことが多く運動不足ではなかったと思いますが、わりと好きなものを食べて飲んでいたので、食生活はあらためるべきでした。

リハビリをしながらの長期入院。

──手術後すぐには意識が戻らず、意識が戻るまでに約1か月かかったと伺っています。

意識が戻ったとき、幸い記憶や思考ははっきりしていましたが、体はすっかり衰えて寝返りも打てませんでした。数日かけて、起き上がって食事がとれるようになりました。

リハビリ病院への転院後、リハビリを経て歩けるようになり、日常生活に戻れるまで回復できました。手術から4か月後には、主治医から「もう退院しても大丈夫」と言われました。とはいえ、カメラマンの仕事に復帰するのはまだ難しく、1か月ほど入院を延長してリハビリを続けてもらいました。

入院諸費用と、退院後の出費。

──手術と入院にかかった金額を教えてください。

手術にかかった医療費が約300万円で、公的医療保険適用後の自己負担額は約90万円。ただし、高額療養費制度(※)が適用されて、実際に支払ったのは3万5,400円でした。前年に高額なカメラ機材を買い換えて経費がかさみ、住民税非課税者となっていたので、その金額に落ち着きました。そのほか、差額ベッド代など入院にかかる費用が1日約7,600円(1か月約22万8,000円)でした。

実際に支払った費用

手術費用(公的医療保険の対象になる費用)3万5,400円(高額療養費制度を適用)
差額ベッド代、シーツなどの消耗品代(公的医療保険の対象にならない費用)約114万円(1か月約22万8,000円×5か月)

※ 高額療養費制度とは、公的医療保険の対象となる医療費の自己負担額が1か月(1日から末日まで)で上限額を超えた場合、超えた額が支給される制度です。上限額は年齢や所得に応じて定められます。また、適用された月数が直近12か月間で3か月以上あったときは、4か月目から上限額がさらに引き下げられます。

──退院後の通院治療はどれくらいかかりましたか?

最初の1年は3か月に1回のペースで通院し、おおよそですが、診察と薬代を合わせて1回数千円程度。それ以降は半年に1回のペースで通院しています。

──民間の医療保険などには入っていなかったのでしょうか?

民間の医療保険と入院保険に加入していましたので、手術1回につき10万円と、入院中は1日につき1万円が給付されました。フリーランスなので、働けないと収入が途絶えてしまいます。「保険に加入しておいて本当によかった」と思いましたね。

健康に過ごしていたら、保険料を支払うのを「損」だと感じる人がいるかもしれませんが、そのお金は今回の私のように困っている人に使われています。仮に医療保険だけなら月数千円程度で無理なく加入できると思います。フリーランスは会社員と違い会社からのサポートはありませんので、特に加入をおすすめしたいです。

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大きな病気を経験して健康診断の大切さを実感。

大きな病気を経験して健康診断の大切さを実感。

──クモ膜下出血は命が助かっても後遺症がのこりやすい病気だそうです。収入だけでなく、将来についても不安だったのではないでしょうか。

今は幸いなことに、病気前と同じように生活し仕事ができています。脳の病気ということで思考や記憶の部分の障害(高次脳機能障害)が懸念されましたが、病院でのさまざまな検査の結果、障害なしと判断されたのが大きかったです。ただ、意識が戻ったときは体がまったく動かず、「この先どうなるんだろう」と不安はありましたね。

今回、病気で意識がなくなってすぐに、妻が私のクライアントすべてに事情を連絡してくれていました。事前にちゃんと断りの連絡をしてくれていて助かりました。退院後に仕事に復帰できたのも、このフォローのおかげだと思っています。

──そのような大きな不安を経験して、健康診断に対する意識は変わりましたか?

私のようなフリーランスにとって、健康でいることは、クライアントとの信頼関係を続けていくためにも、安定した収入を得るためにも大切なことだと実感しましたし、今後は健康を維持するとともに、毎年、健康診断を受けたいと思います。

30代前半を境に体の衰えが始まっていく人も多いと思いますが、その変化は日々少しずつ進行するため自身が実感することは難しいですよね。その変化を数値化して客観的に教えてくれるのが健康診断なのでしょう。

──ちなみに、健康診断や人間ドックは、経費として申告できないそうです。

そうなんですね、知りませんでした。私自身は、フリーランスになって2年目以降は健康診断を受診していませんでしたから。ただ、「お金がかかるから」「経費に計上できないから」という理由で受診していないのであれば、「フリーランスとして仕事を続けていくために必要なこと」だと割り切って、受診したほうがいいのではないでしょうか。

【まとめ】急な長期入院もサポート!第一生命の保険「ジャスト」。

ここまで、太田さんに入院や保険の経験談を語っていただきました。太田さんが言うように、フリーランスで働く個人事業主が入院することになると、その間の収入が途絶えてしまう可能性があります。また、会社員に比べて、傷病手当金などのセーフティーネットが少ないというリスクも。

だからこそ、もしもの場合に備えておきたいですよね。その選択肢の1つが、自分に合った保険が選べる第一生命の「ジャスト」です。入院や手術の費用をカバーできる保険や、入院などによって一定期間働けなくなったときに備えられる保険など複数の商品がそろっています。

フリーランスだからこそ、働けなくなるリスクに備え、安心して仕事に取り組める体制を整えておくことが大切。毎年の健康診断を欠かさずに受診するのはもちろん、病気やケガに備えられる第一生命の保険「ジャスト」を検討してみてはいかがでしょうか。

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イラスト/本田佳世


太田 裕史 
スポーツカメラマン、風景写真家。1973年生まれ。一般企業に就職した後、2012年に独立。スポーツカメラマンとしてスポーツ系雑誌の表紙を撮影するなど活躍中。またプロスポーツチームのオフィシャルカメラマンを務める。2008年より富士山の写真家として活動しており、2019年には写真集『(Fujiyama)永遠の富士山』(みらいパブリッシング)を発売。そのほか、企業広告・カレンダー、テレビ・雑誌等への作品提供、執筆を行う。2021年にクモ膜下出血を発症し闘病を経験。


※ この記事は、ミラシル編集部が取材をもとに、制作したものです。 
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※ この記事は、2025年3月時点の商品の概要を説明したものであり、契約にかかるすべての事項を記載したものではありません。検討にあたっては「保障設計書(契約概要)」など所定の資料を必ずお読みください。また、契約の際には「重要事項説明書(注意喚起情報)」「ご契約のしおり」「約款」を必ずお読みください。

(登)C24P0393(2025.3.10)
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