結婚後も仕事を続ける?続けない?
※本記事は「再婚コラム」(提供元:株式会社マリッシュ)から掲載しています
今回は、現在、独身女性の結婚・再婚後に於ける仕事観をまとめてみました。
調べてみると、筆者であるわたしの考えが、厚生労働省の調査報告になぞっていることに驚きつつ、これは女性の立ち位置が変化し女性個人の自立心が昔にくらべ大きく変化してきたからと思われます。
例えば、一緒に生活を初めてみたとしても、マリッシュの場合は他のマッチングアプリを比較すると、年齢層が30代~40代を中心である関係から再婚者が多く、所得などの現実的な側面と年代の関係から、それなりに責任のある立場やバイトとしてもリーダー的な立ち位置がいる方が多く、仕事を辞める!という選択肢は少ないと思われます。
また、2021年も世界的なパンデミックの影響は続いていることから、今の日本に於ける個人の経済事情では何があるか分からないため、家に入るといった選択肢は中々難しいといったところでしょうか。
ただ、経済云々だけではなく、女性も今や様々な世界で地位を確立しつつありますし、なにより一部のプロフェッショナルの方々が占有していたお仕事も、インターネットの発達で、たくさんチャンスも出てきました。
ネットワークの充実による『仕事ぶりや個性は必ず誰かが見てくれている』の範囲が、職場や地域だけではなく、さらには日本だけに留まらず大きく広がりましたね。
厚生労働省の発表
結婚後も仕事を続けたい女性は、ここ10数年で飛躍的に上がっており、今や女性が家を守る思想は年々薄らいでいると言っても過言ではありません。
少し古い記事ではありますが、厚生労働省の「21世紀成年者縦断調査」を、日本経済新聞の電子版が取り上げていました。
結婚後も仕事を続けたいと考える独身女性(23~32歳)のうち、65.1%は出産後も就業継続を望んでいることが22日、厚生労働省の21世紀成年者縦断調査で分かった。10年前の調査と比べると13.8ポイント上昇した。厚労省の担当者は「企業の育児休業制度の充実などにより、出産後の就業継続意欲が高まっている」と分析している。厚労省によると結婚後も仕事を続けたいと回答した独身女性は44.6%。10年前の調査と比べると2.8ポイント上昇した。このうち出産後も仕事を続けたいと考えているのは65.1%。出産を機にやめると回答したのは6.9%で、前回調査から17.6ポイント低下した。
調査では23~32歳の独身男女に結婚の意欲も尋ねた。男性は59.7%、女性は72.1%が「結婚意欲あり」と答えた。そのうち、交際している異性がいると回答したのは男性が35.1%、女性が44.6%だった。
調査は2015年11月に実施。調査対象は約2万人で、回答したのは1万4300人(回収率71.2%)。
出典:日本経済新聞 電子版
また、厚生労働省の調査結果での詳細です。
1年前に、仕事を「結婚した後も続ける」と考えていた女性の72.9%が、結婚後も同一就業を継続している。第1回から第4回までの独身者について、この1年間に結婚し、結婚前に仕事をしていた女性について、第4回の結婚後の就業継続意欲別に就業継続の有無をみた。
1年前に、仕事を「結婚した後も続ける」と考えていた女性の72.9%が、結婚後も「同一就業継続」となっている。また、就業形態別にみると、「正規」では80.5%、「非正規」では65.0%が「同一就業継続」となっている。
厚生労働省の調査報告からも見て取れますが、女性の結婚・再婚への意欲は高いことから、結婚することでの仕事を辞める選択肢が少ない事がわかります。
今や、自宅からパソコン、タブレット・スマートフォン一台で仕事ができる事も皆さんもこの一年で体感していると思いますが、通勤があるシングルマザーさんなどには、お子さんを託児所に預けず子育てしながらオンラインで仕事ができることで時間に余裕が生まれ、結婚・再婚しても続けていきたいと思われるのでしょう。
ただ、反面、晩婚化は進んでいる矛盾もあり、仕事を辞めずに続ける気持ちが結婚や再婚への意欲はあるものの(焦らずとも・・・)と考えることで、晩婚化の後押しをしているとも言えるでしょう。
日本の少子化問題は深刻化していますが、これも仕事が大きく関わっていると思われます。
特に若い世代である、現在の20代はバブル期を経験していないため、成人になった途端に就職難が立ちはだかっていて、金銭的な余裕がないことから趣味や嗜好品も少ないと言われています。
例を挙げると、車やバイクですが、筆者の近所に住む大学生の男女数人に聞いてみたところ、車やバイクに全く興味が無いと皆が口を揃えたように回答していました。
女性なら分かるのですが、男性も同じ意見なのに驚きつつ、さらに「なぜ?」と尋ねたところ、維持費や駐車場を考えると電車やバスの方が効率よく、さらには時短になる!と言っていました。
(あくまで関東圏などの交通インフラが整っていることを忘れてはいけません)
昭和生まれの学生といえば、平成生まれの学生達のように、このような分析はしていなかったですし、昭和も平成も学生といえば貧困なのは変わらないにも関わらず、今の20代は非常に冷静に物事を捉えていると感じました。
このような考えが結婚にも繋がっており、20代の未婚ですでに離婚の可能性も想定していることも分かりました。離婚は経済的にも打撃を受けますし、お子さんがいる場合はその打撃はさらに大きくなります。
だからと言って結婚を諦めていないところは、厚生労働省の調査結果からも分かりますし、マッチングアプリの市場拡大を考えると、みなさんやっぱり恋をしたいのだと思います。
最後に
マッチングアプリ マリッシュとして申し上げたいのは、古い認識を持ってマッチングしたお相手と接するのは危険を伴うという事です。
特に、ここまで苦労を重ねてきたシングルマザーさんやシングルファーザーさんならお子さんの為にも時代に合わせた生き方を求められます。
今や、結婚して女性が家に入る認識は時代錯誤であり、男性が外で仕事をする認識も時代錯誤の世の中です。
外でデートでも、オンラインデートでも共同作業は当たり前と考えて、正に二人三脚で生きていくという考えが齟齬を生まず良い関係が続けていけるのだと思います。
地球規模のパンデミックだからこそ、見えてきた新しい価値観をしっかり受け入れて素敵なお相手探しをしてみてはいかがでしょうか。
※本記事は「再婚コラム」(提供元:株式会社マリッシュ)から掲載しています