カメラに向かって微笑む国山ハセンさん カメラに向かって微笑む国山ハセンさん

今、優先すべきは仕事?子育て?国山ハセンが「育休」で得た気づき。

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テレビ局のアナウンサーとして報道・スポーツ・バラエティーとさまざまな番組を担当してきた国山ハセンさん。2022年12月、テレビ局を退職して心機一転、映像メディア「PIVOT」のプロデューサーへ転身。現在はビジネスパーソン向けの経営コンテンツからマネー、保険といった生活に身近なコンテンツまで、幅広く制作を行っています。

実は、キャリア転換に大きな影響を与えたのが、アナウンサーとして多忙な日々を過ごしていた2022年5月、第1子の誕生で取得した育児休業。24時間、家族と過ごしたことで、人生観や家族観が大きく変化。ワークライフバランスを見直すきっかけになったそう。

そんな国山さんが、今、家族との生活や自らのキャリアのために大切にしていること。親として子どもを育てる立場になり、より真剣に考えるようになったという健康管理や保険のことなど、お話をうかがいました。

仕事は順調。でも、健康管理は?家族との時間は?

インタビューに答える国山ハセンさん

──アナウンサーとして順調にキャリアを築いているさなかでの転職は、大きな話題となりました。

テレビ局での仕事は非常に充実していましたし、たくさんの貴重な経験もさせてもらいました。ただ、もともと企画や構成といった制作の仕事に関心が強かったこと、子どもができて働き方を見直したことなどから、入社10年目を迎えるタイミングで転職を決意しました。

転職後は、働き方もガラリと変わりました。アナウンサーの働き方は、当然ですが、担当する番組によるところが大きいんです。たとえば夜の報道番組の場合、勤務の終了時間は25時ごろですが、午前中に取材が入ったり、突発的なニュースが入ったりして、結果的に勤務時間がかなり長時間におよぶことも多く……。自分でワークライフバランスをコントロールすることは難しかったですね。

僕の場合、不規則な勤務が続くと睡眠時間が減り、風邪をひきやすくなるんですよ。そうすると声が出なくなり、声が出ないことがストレスになるという、悪循環に陥ってしまって。テレビ局に勤めていたときは、体調管理にかなり苦労しましたね。その点では、今の仕事はリモートワークも含め自分の意思で働き方を決められるので、とても働きやすくなったと思います。

育児休業。家族や自分と向き合う貴重な3週間。

カメラに向かって微笑む国山ハセンさん

──アナウンサー時代に3週間の育児休業を取得。番組を休むのは勇気がいったのでは?

日本ではまだまだ育休を取得する男性は少ないので、アナウンサーである自分が育休を経て番組に戻ることで、ロールモデルのような形を示せたらいいなと思ったんです。だから、上司に報告するときも「育休取っていいですか?」ではなく、「育休取ります!」と宣言しました(笑)。

──実際に仕事を離れ、育児に専念してみていかがでしたか?

ミルクをあげる、お風呂に入れる、寝かしつけるという、ひとつひとつの世話がすべて初めてだったので、すごく緊張するし、迷うんですよ。それを妻と二人三脚で取り組めたのは、とても有意義な時間でした。実は、あえて僕だけで子どもの世話をする日をつくって、ワンオペを経験してみたんです。やっぱり1人で慣れない育児をするって、不安だし、怖いんですよ。その大変さを身をもって知ることができたのも、よい経験になりました。

少し前に育休中の「学び直し」が議論になったことがありましたよね。育休中にわかったのは、子どもが寝ている時間は、親にとっても体を休めて体力を回復する大事な時間だということ。その時間を削って勉強するのは誰にでもできることではないですし、夫婦だけで子育てをしていると、それはなかなか難しいんじゃないでしょうか。実現させるためには、子育てのサポート環境をもっと整える必要があると思います。

男性の中には、育休を取るとキャリアが止まると尻込みしている人や、周囲に後ろめたさを感じている人もいます。でも、実際に取得した僕の実感として、キャリアが完全にストップすることはないし、逆に新たな気づきを得られることがすごく多いんです。だから、1人でも多くの男性が育休を経験し、子育ての課題を多角的に見ることができるようになったらいいですよね。

──育休を経験したことで、仕事との向き合い方は変わりましたか?

家族とずっと過ごしてみて、自分の中での優先順位が「仕事>家族」から「家族>仕事」に変わったのが大きいですね。その一方で、育休が終わり番組に復帰すると、番組中心の元のハードワークに逆戻り。仕事にフォーカスすればするほど、家にいる時間も妻とのコミュニケーションも減り、ぶつかることが増えてしまって……。

僕の場合、自分で働き方をある程度コントロールして家族との時間をつくらないと、家庭がうまく回らないし、そのストレスが仕事にも影響してしまう。育休を経て、今の自分にとって何が大事なのか明確になったことが、結果的にキャリアを見直すきっかけになりましたね。

転職してからは仕事の時間が調整しやすくなったので、夕方、少し早めに帰って子どもの世話をしたり、寝かしつけもできるようになりました。本当に小さなことなんですけど、そういう当たり前の積み重ねが夫婦にとっては大事なんですよ。お互い「ありがとう」って声をかける回数も増えた気がします。なんだかすごくポジティブな話にまとめちゃいましたね。当然、ケンカをすることもありますけどね(笑)。

夫として父親として、家族を守る選択肢は1つじゃない。

机に手を添えて微笑む国山ハセンさん

──親という立場になったことで、健康管理の意識もずいぶん変わったのではないでしょうか?

もちろんそうですね。夫婦のどちらかが倒れてしまうと、片方が家事育児にフルコミットしなくてはならないので、仕事ができなくなる可能性も出てきます。自分だけじゃなく、妻の健康管理も含めて考えるようになりました。加えて、今の職場は組織の規模が小さく、1人ひとりが任されている仕事の範囲が広いんですよ。だから、やっぱり穴を開けるわけにはいかないんです。

それと、アナウンサー時代に健康管理に苦労していたこともあって、社会人になってわりと早い段階から、リスクヘッジのために保険に入って備えていたんです。一言で保険といっても、商品によって保障内容が異なるので、それこそ育休中に時間を見つけては、今の自分や妻に合ったものを調べたり、夫婦で相談したりしていました。僕、好きなんですよ、保険について調べるの(笑)。調べはじめると面白くて、3週間だけでは時間が足りないくらいでした。

──保険も含めて、家族の健康管理をしっかり考えているんですね!

はい、たとえば何かあって入院したときに、予想外に費用がかかったりすると不安ですから。貯蓄が膨大にあって、どんなリスクがきても大丈夫であれば必要ないかもしれませんが、なかなかそうはいかないですし。特に子どもが生まれてからは、パートナーの健康も含め、保険で万が一に備えておく必要性をよりいっそう感じています。

保険や資産形成の話って、漠然とは考えていても、まとまった時間がないと細かいところまでしっかり考えられないもの。そういう意味でも、育休中に夫婦で話し合う時間が持てたことは、とてもよかったと思います。これから子どもが幼稚園や小学校に進学したら、ライフステージの変化にあわせてそのつど教育費についても見直して、しっかり備えていきたいですね。


国山 ハセン
1991年生まれ。2013年TBSにアナウンサーとして入社。『王様のブランチ』『グッとラック!』『news23』などさまざまな番組を担当。2022年5月に3週間の育児休業を取得。同年12月末でTBSを退社。映像メディアPIVOTに転職し、映像プロデューサーとして活躍中。


※ この記事は、ミラシル編集部が監修者への取材をもとに、制作したものです。
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(登)C23N0065(2023.7.6)
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