握力は活力のバロメーター?
こんにちは☀お世話になっております第一生命の津島です。
先日、ピンクリボン啓発イベントの際握力や血管年齢の測定ができました。
え?握力測定結果が何の役にたつの…
と思われた方はいませんか❔
実は、握力の低下と『認知症』は関わりがあるとされています。
国立長寿医療研究センターでは、握力は認知機能維持を予測するということをいわれています。
その一つとして、身体的な能力が高い人では、認知機能が下がりにくいことが知られていますが
どのような身体能力が認知機能維持に関連しているのかは
十分に明らかではありません。
今回は「歩く速さ」と「握力」を取り上げ、認知機能との関連について検証した結果をご紹介します。
60歳以上の参加者(1,096名)の、調査2010—2012年までの追跡データを用いました。
まず、歩行速度と握力の測定を第2次調査で行いました。認知機能はMMSEという検査を用いて、第2次調査から第7次調査まで、2年ごとに測定しました。
そして歩く速さ、および握力の強さが、認知機能の10年間の変化とどのように関連するのかを検討しました。
その結果、歩く速さが速くても遅くても、MMSE得点は10年間で徐々に低下していて
得点の下がり方にはほぼ違いがありませんでした。
しかし、握力の強さはMMSE得点の下がり方と関連し、握力が最も弱いグループと比べて握力が最も強いグループではMMSE得点が下がりにくいことが分かりました
ここまで読まれて、「それならば、握力を鍛えて認知機能を維持しよう!」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際には、握力が認知機能の維持に直接影響するというよりはむしろ
握力が全身の筋力や身体の予備力などを反映するため
将来的な認知機能の維持を予測するのに役立つと考えていただく方が良いかと思います。
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