ミニマリストになりたい!今日からはじめられる5つのステップを解説。
持ち物が少なく家の中がスッキリとしている暮らしに憧れて、「ミニマリストになりたい」と思っている方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな人に向けて、ミニマリストのなり方やモノを減らす方法をご提案。自身もかつては片づけが大の苦手だったという、YouTuberでミニマリストのmai minimalism(マイ ミニマリズム)さんがアドバイスします。
目次
- ミニマリストになりたい人へ。モノを減らす前に知っておきたいこと。
- ミニマリストになるための5つのステップ。
- ミニマリストになりたい人がぶつかる4つの壁。
- 【まとめ】自分にとって心地よい暮らしができるミニマリストになろう。
ミニマリストになりたい人へ。モノを減らす前に知っておきたいこと。

ミニマリズム(必要なモノを最小限に抑える考え方)は、無理なく生活の中に取り入れることが可能です。まず、ミニマリズムを実践する「ミニマリスト」とは何か、何をすればいいのかを説明します。
ミニマリスト=モノを持たない人、ではない。
ミニマリストは、必要最小限のモノだけを持ち、シンプルな生活を送る人のことを指します。
「ミニマリストというと『モノを減らすこと』『持ち物が少ないこと』ばかりがフォーカスされがちで、何もない部屋で暮らしているストイックな人や生活をイメージするかもしれません。たしかにその一面もありますが、それは本質ではなく、自分にとって本当に必要なモノだけを厳選できるライフスタイルを送る人がミニマリストだと私は考えています。
ですから、単にモノを減らすのではなく、『自分にとって本当に必要なモノを選ぶこと』がいちばん大切になります」(maiさん)
完璧なミニマリストにならなくていい。
ミニマリストに憧れる人の多くが、スッキリした何もない部屋で暮らしたいと考えるのではないでしょうか。でも、何もない部屋という視覚的な部分ばかりに気をとられると、「そんなに減らせない……」とつまずいてしまう傾向があるようです。
「私自身も、かつては何もない部屋を目指して猪突(ちょとつ)猛進で一気にモノを手放したのですが、減らしすぎて今度は苦しくなってしまいました。モノをこれ以上増やさないよう、日用品のストックすらもなくしてみたのですが、のちにかえって不便だと気づきました。モノを減らしすぎて、逆に快適ではなくなってしまったのです」(maiさん)
たとえば、お米やトイレットペーパーなどは災害や非常事態に備えて、ストックがあったほうが安心です。ほかにも、料理をする人であればキッチン用品など、自分がストレスなく暮らすために必要不可欠なツールもあるでしょう。
「完璧なミニマリストを目指そうとすると苦しくなってしまいますから、モノを手放すときには、自分にとって『必要最低限なモノの量』を見きわめて、少しずつ進めていきましょう」(maiさん)
ミニマリストになるための5つのステップ。

これからミニマリストになりたい人が、順をおって無理なく取り組める5つのステップをご紹介します。

ステップ1:まずは迷わず捨てられるモノを捨てる。
部屋の中を見渡してみて、確実に不要なモノを処分しましょう。冷蔵庫に入ったままの賞味期限切れの調味料や食品、壊れた家電やコード類、もう使えない文房具、不要なDMやチラシ、パンフレット、空箱などの紙・ダンボール類、着古したよれよれの服や靴下などです。
「まずはモノを捨てることに慣れて、成功体験を積みましょう」(maiさん)
ステップ2:普段の生活で使っていないモノを減らす。
次のステップとして、普段使っていないモノを整理していきます。ここの判断がいちばん難しく、つまずく人も多い段階でしょう。ですが、いざ使っていないモノを手放すと空間に余裕が生まれ、気持ちもスッキリして爽快感があります。
「私も、手放せない苦しさよりも手放したあとの爽快感が心のデトックスになりましたね。不要なモノを手放す喜びを感じられるようになってから、だんだん判断力も磨かれていきました」(maiさん)
ステップ3:判断に迷ったら「保留BOX」へ。
今使わないからといって短絡的に捨てる判断をすると、あとで困ることもあります。そこで、迷うものは「いったん保留BOX」に入れておき、3か月や半年などの期間を決めて、それでも使わなかったら手放すとよいでしょう。
「私はつい捨てすぎてしまうところがあるのですが、『いったん保留BOX』がブレーキのような存在になり、時間をかけて冷静な判断ができるようになりました」(maiさん)
ステップ4:モノを増やさないマイルールをつくる。
次に、モノを増やさないために自分なりのルールを設定します。
「自分はどんな生活がしたいのかを第一に考え、ルールを設定するのがおすすめ。私の場合、自宅の一角をカフェのように集中できる環境にしたかったので、『テーブルの上にはパソコン以外は何も置かない』と決めました」(maiさん)
「また、クローゼットのお洋服は何度も着まわす一軍だけを持ち、『ワンシーズンにつき2セットだけにして、毎シーズン買い替える』というルールを決めました。これなら場所を取らないので衣替えがいりませんし、季節ごとに何を着るか探す楽しみもあって、私には向いていました」(maiさん)
こうしたマイルールを決めることで、所有するモノを厳選できます。
ステップ5:惰性で使っているモノを整理する。
最後に、自分のまわりにある、「これはなくても大丈夫だな」と思えるモノを整理します。
「私の場合は、お風呂を掃除するというストレスがとても大きかったので、あまり使わない椅子や浴槽のふた、備え付けの棚を取り外して、掃除する場所をできるだけ減らしました。また、ごみ箱をいろいろな部屋に置いていたのですが、ごみ捨てが面倒なのでごみ箱をキッチンだけに置くようにしたら、ごみの管理が楽になって生活が快適になりました」(maiさん)
このように、あることでストレスがたまるモノ、惰性で使っていたモノがあれば、処分することをおすすめします。
ミニマリストになりたい人がぶつかる4つの壁。

ここでは、ミニマリストになりたい人が抱きがちな悩みについてお答えします。
お悩みその1:想い出の品が捨てられない。
対処法:愛着があるモノをしまうための「想い出の箱」をつくる。
「想い出の品は最大の難関です。愛着があって捨てられず、想い出にひたって片づけが進まないのもよくあることでしょう。私はあらかじめ『想い出の箱』をつくり、『この箱に収まる量を取っておく』とルール化して、いっぱいになったら処分すると決めています。
そうすると箱の大きさが目安になり、管理がしやすくなりました。想い出の品を写真や動画に撮っておき、デジタルの形で保存して実物は処分する方法もおすすめです」(maiさん)
お悩みその2:いつか使うかも……と思ってしまう。
対処法:これまで使う機会がなかったモノはこの先も使わない、と割り切る。
「いつか使うかもと思って取っておいたモノが『片づけなきゃいけないモノ』になり、実は今の生活にストレスを与えている場合もあります。私は、これまで使わなかったなら、この先も使わないはずだと割り切って処分するようになりました。実際にその通りだったので、この考え方はおすすめです」(maiさん)
お悩みその3:部屋のどこからはじめればいいかわからない。
対処法:片づけたいと思っている場所の中の、小さな範囲からスタートする。
「私の失敗談ですが、家のクローゼットを片づけようと思い立ったらとことんやってしまい、休日が毎回つぶれていました。結局片づけきれずに部屋が散らかったまま仕事に行くこともあり、挫折したんです。
今は『靴下が入っている箱』だけなど、小さな範囲をひとつひとつやるようにしています。余裕があればもう1か所やってみるという形にしたら、楽にスッキリ片づけられるようになりました。まずは小さなところからやってみましょう」(maiさん)
お悩みその4:欲しいと思ったモノを、つい買ってしまう。
対処法:家に帰って考え、それでも欲しかったら買うというルールを設ける。
「買い物に行って“欲しい”と思ったモノがあったら、そこでは買わずに1回帰宅するルールを設けてみるのがおすすめです。それでもまだ欲しいと思えるようなら、本当に必要なモノかもしれません。私の場合、わざわざ買うほどじゃないと思うことも多いので、自分の衝動買いをストップできています」(maiさん)
【まとめ】自分にとって心地よい暮らしができるミニマリストになろう。
モノが少ないと家の中がスッキリして、片づけや整理整頓のストレスがなくなり心の余裕が生まれるなど、さまざまなメリットがあります。しかし、本当に大切なのはモノを減らすことだけではなく「自分にとって心地よい暮らし」ができるかどうかだとmaiさんは言います。
「私のYouTubeを見た方々からは、“ミニマリストは自分には無理だと思っていたけれど、そういう生活だけではないんだなとわかりました”といった声をよくいただきます。
人それぞれ、生活に必要なモノや量は異なります。ミニマリストになるためにモノを減らすのではなく、『自分にとって心地よい暮らし』を目指すことをいちばんの軸に、自分に合うミニマリズムを考えて進めてみてください」(maiさん)
写真/Getty Images、PIXTA イラスト/こつじゆい
mai minimalism(マイ ミニマリズム)
YouTuber、ミニマリスト。「意図的にモノを手放す」「積極的にやることを減らす」「自分の大切なモノ・コトと向き合い幸せに暮らす」をポリシーに、看護師として働くかたわら、自身のミニマルライフをYouTubeチャンネル「mai minimalism」や音声配信プラットフォーム「stand.fm」で配信中。著書に『がんばらないミニマリズム』(祥伝社)。
※ この記事は、ミラシル編集部が取材をもとに、制作したものです。
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