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共働き家庭に学資保険は不要って本当?ポイントやメリットを解説。

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※ 記事中で言及している保険に関して、当社では取り扱いのない商品もあります。
※ 文章表現の都合上、生命保険を「保険」、生命保険料を「保険料」と記載している部分があります。

 

夫婦ともに収入がある「共働き家庭」は、単身者や夫婦の片方だけが収入を得ている家庭に比べ「どんな保険に加入するべきか」「夫婦のどちらが契約するのか」など、保険を検討する際に考慮することが増えがちです。また、子どもの「学資保険」については、「本当に必要なの?」という声もあるようです。共働き家庭における学資保険に関する疑問やポイントについて、2児の母でもあるファイナンシャルプランナーの八木陽子さんにお話を伺いました。

 

目次

共働きでも、変わらないリスクがある。

共働きでも、変わらないリスクがある。

共働きで夫婦ともに収入がある場合、「夫婦のどちらかにもしものことがあっても、収入がゼロになるわけではないから大丈夫」と考える人もいます。しかし、「相応のリスクはある」と八木さんは解説します。

もしものとき、生活費や教育費が不足することも。

夫婦のどちらかが病気や事故などによって働けなくなると、1人の収入で家計をまかなわなければならないうえに、看病や家事、世帯構成によっては育児などの負担も一気にのしかかります。そのため、それまでの生活を維持することが難しくなり、貯金を切り崩して生活費や教育費をまかなわなければいけなくなる可能性が生じます。

八木さんは、「そうならないように、もしものときなどの備えはしっかりしておきたい」といいます。「病気や事故でケガをしたときのために、医療保険やがん保険など」「入院 などで働けなくなったときのために、一定期間給付金が支払われる就業不能保険など」を検討するケースが多いようです。

手堅い保障と安心が得られる学資保険。

手堅い保障と安心が得られる学資保険。

八木さんは、「学資保険は、子どもの教育費のための手堅い保障と安心が得られる」とそのメリットを説明します。

学資保険のメリット。

学資保険は、商品やプランによって異なりますが、ほとんどの場合は、契約者(親)が死亡したり高度障害状態(病気やケガで体の機能が著しく損なわれた状態)になったりした際には、その後の保険料の支払いが免除され、かつ予定どおりの学資金や満期保険金が受け取れます。

一般的に、口座振替などで自動的に保険料の支払いが行われるため、加入後はそれほど気にする必要がありません。また、積立貯金などはちょっとしたことで気軽に解約を決断できますが、学資保険の途中解約は解約返還金が支払った保険料の総額を下回るリスクがあります。そのため、決断がしづらく、結果として家庭の資産が守られやすくなります。

共働き夫婦では、夫と妻、どちらが学資保険に加入すべき?

共働き夫婦では、夫と妻、どちらが学資保険に加入すべき?

学資保険を検討するにあたって、契約者を夫か妻のどちらにするのか、悩むご家庭も多いと思います。お互いの収入はもちろん、すでに加入している保険や年齢なども総合的に判断して決めましょう。

収入の高いほうが加入したほうが合理的。

一般的には「収入の高いほうが学資保険に加入したほうが合理的」といえます。たとえば、収入の低いほうが契約者になった場合、高いほうが亡くなって生活が苦しくなったとしても学資保険の保険料はそのまま支払い続けなければなりません。

高いほうを契約者にして、死亡した場合はその後の保険料が免除される特約を付けておけば、万が一の際には、その後の保険料が免除されるうえに、契約時に予定されていた学資金や満期保険金も受け取れるのです。

妻を契約者にすると保険料が安くなることも。

では、夫婦の収入がほぼ同じときはどうすればいいのでしょうか。「契約者の死亡保障のある学資保険の場合、一般的に月々の保険料は女性のほうが安く設定されているケースが多いため、 妻を契約者にしたほうがいい」と八木さんは説明します。

その理由は死亡率にあります。厚生労働省「令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況」によると、たとえば30歳~34歳の男女で比較した場合の死亡率(人口10万人に対し何人死亡したかで表現される)は、男性が61.2人、女性が30.5人。そのため、死亡保障がついた学資保険は男性より死亡率の低い女性のほうが月々の保険料が安くなり、返還率も高くなる傾向があるのです。

ただし、がんなどで保険料が免除されるタイプの学資保険では、若年女性は乳がんや子宮頚がんの罹患リスクが高まるため、保険料が高くなる場合もあります。検討の際は、よく確認しましょう。

参考:厚生労働省「令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況」 

リンク:ミラシル「保険選びのポイントはさまざま。学資保険の返還率(返戻率)って?」

現在加入中のほかの保険もチェックすること。

夫婦それぞれが、すでにどんな保険に加入しているのかを確認することも大切です。たとえば、夫が手厚い生命保険やがん保険に加入していて死亡保障が充実しているのに、妻が何も加入しておらず、亡くなったときに保障がないというケースも珍しくありません。この場合、学資保険は妻を契約者にしておくのも1つの方法です。大事なのは保険による「保障のバランス」です。加入している保険の種類を今一度見直してみましょう。

夫婦それぞれの年齢や健康状態も確認しよう。

年の差が大きい夫婦の場合、若いほうが月々の保険料が安くなるケースもあります。また、健康状態によっては加入できないこともあるため、パンフレットや保障設計書などをよく確認しましょう。また、意外と忘れがちなのが学資保険の年齢制限です。契約者(親)や子どもの年齢によっては加入できない学資保険もあるため、事前に条件をチェックしておくことが大切です。

子どもが2人以上いる場合、学資保険はどうする?

子どもが2人以上いる場合、学資保険はどうする?

子どもが複数人いる場合、「子ども全員分の学資保険に加入するかどうか」「複数加入する場合、契約者は誰にするのか」など、考えるべきポイントが多くなります。

子ども全員分の学資保険に加入するケース。

基本的な教育費をすべて学資保険で備えたいという理由で、子ども全員分の学資保険に加入するご家庭もあります。上の子は夫、下の子は妻といったように契約者を分けて加入することで、突然の死亡や事故などに備えるケースも珍しくありません。また、保険会社によっては、きょうだいで同じ保険に入ると割引がある学資保険もあるようです 。

子どもごとに学資保険の加入・非加入を選択する。

たとえば「上の子は手堅く学資保険に加入したけれど、下の子は、ほかの金融商品で教育費をまかなってみよう」と考える世帯も少なくありません。ご家庭の経済状況やライフプランにあわせて、夫婦でよく話し合って決めましょう。

加入できない場合も。ほかの保険や金融商品も考えよう。

初めての子育てに追われているうちに、いつの間にか子どもが学資保険に加入できる年齢を過ぎてしまったというケースも珍しくないといいます。その場合、下にまだ小さい子どもがいる場合は、下の子に学資保険をかけて、上の子は別の保険や金融商品で将来の学費をまかなうことも検討してみましょう。

学資保険は子どもへの愛情溢れるプレゼント。

もしものときの保障と貯蓄性を兼ね備えた学資保険は、子どもの教育費をサポートする手堅い選択肢の1つ。子どもの名前が保険証券に記されることから、親から子どもへの愛情のこもったプレゼントにもなります。教育費を準備する方法の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。

写真/Getty Images イラスト/こつじゆい


八木 陽子
ファイナンシャルプランナー
東京都在住。1男1女の母。出版社勤務を経て独立。2001年、ファイナンシャルプランナーの資格を取得後、マネー記事の執筆やプロデュース、セミナーなどの仕事を行う。2008年、家計やキャリアに関する相談業務を行う株式会社イー・カンパニーを設立。著書に『10歳から知っておきたいお金の心得』(えほんの杜)など。


※ この記事は、ミラシル編集部が監修者への取材をもとに、制作したものです。
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(登)C22N0093(2022.7.1)
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#保険 #万一への備え #学資保険 #教育費
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