『入院とお金まるわかり講座』第1話「入院するとこんなところでお金がかかるの!?」
※記事中で言及している保険に関して、当社では取り扱いのない商品もあります。
※文章表現の都合上、生命保険を「保険」、生命保険料を「保険料」と記載している部分があります。
「若いうちは病気やケガなんて、まだ自分とは関係ないや」なんて思っている人、いませんか?でも、そういったリスクに年齢は関係ありません。入院は急に起こってしまうものだから、きちんと金銭面でも備えておきたいもの。
……さて、ここで登場するのは、予想外の事故で入院することになってしまったよしお君。入院すると入院費用だけでなく、健康保険では保障されない意外な費用がかかることをちゃんと知っているのかな?
入院費用のほかにかかってくる「意外な出費」って?
私たちが一般的に「入院費」と呼んでいるものは、「入院の際に行われる基本的な医学管理、看護、療養環境の提供を含む一連の費用(※1)」である「入院基本料」のことを指します。
※1 引用:厚労省「中央社会保険医療協議会(中央社会保険医療協議会総会)」入院基本料について
この「入院基本料」×入院日数の費用に、手術や処置などの治療費が加わってきます。こういった費用については想像しやすいですよね。
でも、それ以外にかかる費用が意外とあるのです。ここではそういった「意外な入院費用」を取り上げてみてみましょう。
食費/1週間で1万円近く?おやつや見舞い客へのお食事代も。
入院したときに提供される食事の費用、つまり「入院時食事療養費」は1食あたり460円が自己負担。たとえあなたが普段朝食を抜く派でも、決められた食事がきちんと3食出てきます。460円を超える費用に関しては健康保険組合が負担してくれるので、入院中の食費は最低「460円×3食×入院日数」。1日なら1,380円、1週間なら9,660円にもなります。
さらに、気分転換に院内の売店で飲み物やデザートを買ったり、お見舞いに来てくれた家族や友だちにランチをごちそうしたりと、決まった食費以外の飲食費も意外と発生しがちなんです。
交通費/入院前後の通院に。体調万全じゃなければタクシー利用も?
入院前は診察や検査のため、退院後には経過観察のために定期的に通院するケースもあります。病院が自宅から離れた場所にあれば、その都度の交通費がかかります。 普段ならば電車やバスで移動できる人でも、病気やケガの状態次第ではタクシーに頼らざるを得ないことも。
ほかにも、病院で生活するための荷物を運ぶためにタクシー代がかかる場合もあれば、ご家族や親戚、友人がお見舞いに来た際の「お車代」を払いたいという人もいるでしょう。このように、入院すると交通費は思ったよりもかかるものなのです。
着替えなどの日用品/部屋着やシャンプーなど日用品を購入することも。
入院生活は、文字どおり「生活」です。三度の食事と寝具やシーツ、まくらカバーなどのリネン類、手術着などの一部衣類以外の日用品は、基本的に自分で準備する必要があります。ベッドで過ごす時間がほとんどのため、リラックスできるパジャマやそれに類するルームウェア・下着類、タオル、歯ブラシ・歯磨き粉、洗顔料にシャンプー・リンスなどなど、準備しないといけないものは意外と多いのです。ちなみに食事のお皿やお茶碗などは病院が出してくれますが、薬やお茶を飲むカップは自前というケースが一般的です。
入院まで準備期間がある場合は普段使っているものを持参すれば問題ありませんが、急な入院や、コロナウイルスの感染拡大が気になって家族などに届けてもらいにくい場合、入院先でそろえることになり、これが意外な出費となります。
お見舞いのお礼/退院したら「快気祝い」というお返しも。
仕事関係の人や友人など、多くの皆さんにお見舞いしていただくのはうれしいですよね。せっかくいただいたお見舞いの品々に対して、きちんとお返しをしたいもの。お返しとなる「快気祝い」は、お見舞いの1/3から半額程度が一般的な目安だそうです。
心配や愛情を寄せてお見舞いしてくれる人はたくさんいても、それを受け止めてお返しするのはあなた1人。お見舞いのお礼は意外とかさむ出費です。これもまた、医療費以外にかかる可能性のある意外な費用の1つといえるでしょう。
まとめ:入院には意外とお金がかかるので、保険で備えよう。
「意外な出費」にはほかにも、差額ベッド代なども想定されます。また、病室でテレビを観る場合に「テレビカード」を購入する必要があったり、普段なら自宅のWi-Fiにつないで使っているスマホやPCなども、別途通信費がかかったりする場合があります。また、家族がいる場合は家事代行サービスやベビーシッターの費用が必要ですし、ペットを飼っている単身者の場合は、彼らをペットホテルに預けなくてはいけなくなるかもしれませんよね。
そんなとき、「一時金給付タイプ」の医療保険ならたった1日だけの入院からでもまとまった給付金を受け取ることができるので、予想外の入院費用に余裕をもって対応できるんです。「国の保障があるから、わざわざ入院に備える必要ナシ!」と思っている人も、この機会にぜひ第一生命の「一時金給付タイプ」の医療保険をチェックしてみてください。
文/武田篤典(steam) 漫画・イラスト/沼田光太郎
※この記事は、ミラシル編集部が取材をもとに、制作したものです。
※掲載している情報は、記事公開時点での商品・法令・税制等に基づいて作成したものであり、将来、商品内容や法令、税制等が変更される可能性があります。
※記事内容の利用・実施に関しては、ご自身の責任のもとご判断ください。