再婚とエンゲージリング
※本記事は「再婚コラム」(提供元:株式会社マリッシュ)から掲載しています
エンゲージリング、それは二人で歩んでいこう!の約束を、形に変えたものではないでしょうか。
愛の誓いであり、心の約束であり、相手と家族になる覚悟の現れと思います。
しかし、その約束や誓いが破綻する事もあります。
離婚率と再婚率は以前このマリッシュコラムで案内させてもらいましたが、再婚となると誓いの部分で男女の違いが少しある事が分かります。
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特に男性の場合は、初婚と違い再婚時のエンゲージリングを渡す率は4割激減するそうです。
ある意味、当然と言えば当然ですが、再婚が故に生活を優先する場合もあるでしょうし、以前のお相手を思い出すなど、トラウマがある方もいるようですので、敢えてエンゲージリングを控えるといった具合のようです。
現実的な部分だと、シングルマザーさんやシングルファーザーさんとなると恋はしても最優先はお子さんですから、生活を第一に考えるのは当然であり、誰も責めませんし賢い選択だと思います。お子さん第一は何より素晴らしいと言えます。
ですが、男女では少しエンゲージリングに対して考え方にズレがありますので、特に男性は心して欲しいです。
(相談してお二人で決めるのが一番ですが、surprise好きな方もいるので何とも言えませんね)
- 男性:過去の想いから、エンゲージリングはもう必要は無いのではないか?
- 女性:初婚・再婚に限らずこれからの二人のスタートなので欲しい。
難しいですね。
女性からしたら、やっぱり心の証としてプロポーズとエンゲージリングは同じタイミングでやってもらいたいなぁ!というのがあるのではないでしょうか。
これは女心として再婚でも同じだと思いますし、マリッシュの女性ユーザー様からも、そのような意見を聞いた事があります。
再婚と結婚指輪(マリッジリング)
マリッジリングは、エンゲージリングと違い結婚した証となる訳ですが、マリッジリングの場合は初婚、再婚に限らずその殆どが購入となるようです。
少し古い調査報告ではありますが、とある結婚情報誌のトレンド調査では、男女共にマリッジリングは初婚・再婚に関わらず結婚したカップル様の大半が購入したという結果があるようです。
これは男性も女性も、証としてずっと身に着け続ける訳ですから、過去に囚われないという事の現れなのでしょうか。
確かに、個人的には再婚かもしれませんが新たに出逢った二人としては初婚といってもいいと思います。
そして、決意の表れとするならば、二人で相談して買わない!と決めた場合は全く問題ないと思いますが、これからの新しい門出に水は差すべきではありません。
特に女性は覚悟が形で確認できた方が、より安心するという面もあります。
男性にお願いしたいのは、女心を理解した上で新しい二人のスタートを切ってもらいたいと思います。 主観ですが、より絆が深まると思います。
前述しましたが、エンゲージリングのように生活事情から買わない人もいますし、相談して二人決めたのなら何も問題ないと思います。
むしろ、二人で『買わない!』と決めた事が、また違う意味での二人の初の共同作業として絆が深まるかもしれませんね。
再婚における指輪の相場
これまでお伝えした通りですが、再婚での指輪は一般的に安いものになりがちのようです。
今の日本の経済状況や、心理的に考えると『なるほど、そうかもしれない』と理解できますが、逆に、再婚だからこそ購入金額が大きく跳ね上がる男性もいるようです。
そこには、再婚だからこそ今度は失敗しない!前と同じ轍を踏まないように君の事を大事にするよ!の意思表明かもしれませんね。
マリッジリングの相場ですが、10~20万未満が多いようで、高めでも20万ほどの調査報告を見ました。
主観で勝手に50万~100万円くらいなのかな?と思っていましたが、調べてみて驚きました。バブルの時はそうでは無かったのでしょうけど。
やはり、男女共に皆さんしっかりと今という現実を見つめているのですね。
ただ、面白い事に再婚の場合ですと一部様子が違うようです。
再婚が故に経済力を試されている!と考える方や、自分の本気度!を表すために初婚よりも購入金額をフンパツしている方もおられるようです。
女性としては嬉しいですね!ですが、やっぱり相談が一番だと思います。
心の奥底とまとめ
いかがでしたでしょうか。
日本の晩婚化が年々進み、離婚件数が上がると同時に再婚件数も上がっている昨今、新たなパートナーとのスタートをお考えのみなさん。そして、最初のパートナーをお探しのみなさん。
現実的には、ふたりでこれからの経済力を鑑みてお買い求めするようですので、surpriseも男気を表現するのも良いですが、筆者的には肩に力を入れなくても良いと思います。
今は、等身大の自分が受け入れられる世の中になって久しいです。
もし、仮に覚悟(お値段)を相手が気にするような方ならば、言葉で示してあげてください。
毎日のおはよう!の挨拶時に、何か一声掛けてあげてください。
ありがとう。の言葉はどんな状況でも忘れないようにしてみてください。
指輪よりも大事な二人の何かが必ず大きくなると思いますし、そうだと信じてください。
最後に、蛇足の要注意なのですが、経済的な理由があっても指輪のリサイクルだけは止めてください。
贈る本人にそんな気が無くとも、新しいパートナーになる方の中には、元妻・元夫の影を引きずってしまう繊細な方もいます。そしてそれに注意や意見を言えない方もいます。
そんな繊細なお相手に、リサイクルされた指輪を渡した場合、過去の事をずっと言われ続けているようなものです。
何度でも言います。
初婚もそうあるべきではあるのですが、何をするのも相談して二人で決める事が大切で、それがお二人の心をつなぐ決して解けることのない見えないリングなのだと思います。
※本記事は「再婚コラム」(提供元:株式会社マリッシュ)から掲載しています