

受験生の親必見!東大卒動画クリエイター・あきぴでが語るちょうどいいサポート術。
受験生を抱えるご家庭では、勉強によるプレッシャーやストレスに悩むお子さんに対し、親としてどのように接すればよいのか迷うことも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、東京大学法学部を卒業し、受験勉強や大学生活の「あるある」をテーマにしたYouTubeチャンネル「チェリー東大/あきぴで」を運営する人気動画クリエイター・あきぴでさんにお話を伺いました。
日本の大学受験での最難関を突破したあきぴでさんに、受験生時代にご両親から受けてうれしかったサポートや、東京大学合格を果たした受験勉強法について実体験をお聞きしました。受験生の天敵・スマホの扱いや勉強の息抜きについても要チェックです!
目次
俳優を目指す試行錯誤で「東大ネタ」がヒット。

──あきぴでさんは何をきっかけに動画制作をはじめられたのでしょうか?
東京大学在学中に劇団に入り、卒業後も就職はせずに、そのまま劇団の研究生として活動をしていました。動画制作をはじめたのは、俳優として知名度を上げたいという思いからです。また、生活費としてのお金がもっと欲しかったのも率直な理由でした。
はじめはモノマネやペットなどの動画も投稿していたのですが、どれも鳴かず飛ばずの状態で、そのなかでたまたまヒットしたのが東京大学や学歴に関する内容でした。僕自身が、東京大学卒業の俳優という、ちょっと珍しい経歴を持っていたことも面白がってもらえた理由かもしれません。

──あきぴでさんの動画は、コントのようなテンポのよさやインパクトのあるキャラクターなどが魅力ですが、制作にあたってのこだわりはありますか?
キャラクターのビジュアルは、衣装を買うお金がなかったので手持ちのものを使ったことがきっかけで生み出されました。結果的にウケているのかもしれませんね。
ネタは、以前は学校の「あるある」を扱ったものが多かったのですが、そのあたりのテーマは一通りやりつくした感があるので、最近は、相対性理論などの学術系の問題を解説するショート動画を増やしています。
スマホはどうしてた?東大合格のためのあきぴで流勉強法。

──小さいころから、勉強が得意だったり、好きだったりしたのですか?
小学生時代は、特に勉強ができるほうでもなく、好きだったわけでもありません。四六時中ゲームで遊んだり、トレーディングカード集めに夢中になったりと、典型的な小学生男子だったと思いますよ。
ただ、小学2年生から公文式を続けており、小6のときには中学校の範囲の数学を終わらせていました。公文式は、努力次第でどんどん先取りをして進められることが、僕に合っていたのだと思います。
結果として、中学時代からは目に見えて成績が上がったんです。数学を先取りして学んでいたことと、コツコツと努力する勉強習慣があったことで、「中学から求められる勉強の質や量」を自然にこなせたからではないかなと思っています。
親に「いい学校に行きなさい」などと言われたことや、勉強を強制されたこともないですね。コツコツと取り組むことが僕には向いています。それは動画づくりにも必要なことなので、今の仕事にも通じていると感じています。
──東京大学への進学を意識するようになったきっかけはありますか? また、受験勉強はいつからはじめましたか?
明確なきっかけはありませんが、子どものころから「頭のいい大学に行きたい」という漠然とした思いはありました。
勉強のモチベーションは、単純に「できたほうがかっこいい」というイメージがあったことに尽きます。高校は進学校だったので、東大を目指す友達も多く、そのなかで自然に目指すようになりました。
東大進学を意識した受験勉強は、高1のころから日々コツコツと積み重ねていました。ただ、演劇部に所属していたため、本格的に勉強1本の生活に切り替えたのは、高3の5月に部活を引退してからでした。
あきぴでさんが東大合格のために工夫したことは? 家族にはどう接してほしい?