『入院とお金まるわかり講座』第3話「日帰り入院は“入院”?」
※ 記事中で言及している保険に関して、当社では取り扱いのない商品もあります。
※ 文章表現の都合上、生命保険を「保険」、生命保険料を「保険料」と記載している部分があります。
※ 本文中に記載の保険に関する保障の条件は、保険会社によって異なります。詳しくはご加入の保険会社にお問い合わせください。
日数にかかわらず、入院すると一括して一時金が支払われる「一時金タイプ」の保険。入院に不安を感じる人には心強い保険ですが、そもそも「入院」とはなんのことでしょう? 辞書には「【入院】病気・けがを治すため、ある期間、病院に入ること」(※1)とありますが、最近では「日帰り入院」なんていう言葉も聞きます。その場合でも一時金は支払われるのでしょうか……?
本作の主人公・よしお君は一時金タイプの保険に加入済み。持病の治療のため、入院して手術を受けることになったのですが、治療は日帰りで完了。これって「入院」になって、入院一時金は支払われるのでしょうか? よくわかっていない様子のよしお君にもわかりやすく「入院とは何か」や「入院の判断基準」などについて説明します。
※1出典:三省堂「新明解国語辞典」第七版 公式アプリ
「入院」とは?
「入院」は、必ずしも病室に宿泊することとは限りません。入院日と同じ日に退院する「日帰り入院」(※)もあります。医療機関で発行される領収書の「入院料等」欄に診療報酬点数、または金額が記載されているかどうかが目安の1つになります。領収書の「入院料等」欄にそれらの記載があれば、日帰りでも「入院」となる可能性がありますが、保険会社によっては必ずしも「入院」扱いにならないケースもあるので注意しましょう。
「日帰り入院」になるのはどんなケース?
「日帰り手術」の場合は、ときに「日帰り入院」になることがあります。
手術を行うために病院に行き、手術を終えて同じ日に退院した場合、手術の準備や麻酔からの回復のために病室で過ごす時間はあります。しかし宿泊はせず、入院日と退院日が同一の日である場合、たとえば白内障やポリープの切除などの簡単な手術を行う場合などに日帰り入院となることがあります(※)。
※医療機関によって、外来扱いや短期滞在手術等基本料1が算定され、入院基本料が算定されない場合があります。
まとめ:入院か通院かはどう判断する?
自分で「入院」であることが判断できない場合は、診察時に医師に入院なのか外来扱いなのか確認してみましょう。
また、すでに治療が終わっているものについては、領収書を確認してみましょう。「入院料等」の欄に診療報酬点数、または金額が掲載されていれば「入院」となる可能性があるので、保険会社に連絡してみてください。
第1話「入院するとこんなところでお金がかかるの!?」
第2話「日額タイプと一時金タイプ、どこが違うの!?」
文/武田篤典(steam) 漫画・イラスト/沼田光太郎
※この記事は、ミラシル編集部が取材をもとに、制作したものです。
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