「がんばらないことをがんばる」ぺえさんが休養を経て変化した仕事観。
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#人と暮らし
「丁寧に質問案を考えてきてくれてありがとうございました。でも、大変じゃない?みんな真面目にやらなきゃって慣習にしたがい続けるけど、それが疲れちゃう原因なのかなって思う」
取材を前に、にこやかに話しはじめたぺえさん。取材陣への気遣いを感じると同時に「腹を割って自分の考えを話す」という意思表示とも受け取れました。
登録者数46万人超え(2023年1月時点)のYouTubeチャンネル『ぺえ』では、すっぴんでご飯を食べながら力の抜けたトークや、弱音を吐露するシーン、友達との何気ないやりとりなど、等身大の自分を発信し続けるぺえさんのスタイルが多くの支持を得ています。
突発性難聴とメニエール病の併発、左アキレス腱断裂、メンタルの不調などを経験し、休養を余儀なくされたぺえさんに、「休む」ことで得られたものやがんばれるようになったことを伺いました。
周囲から求められる自分を演じる「予定調和」を続けることで、心と体が限界に。
――ぺえさんは、2022年7月に突発性難聴とメニエール病を併発して休養していることを明かしました。当時はどのような心境だったのでしょうか?
ある日突然、細かく台本が決められているような予定調和で進める仕事に魅力を感じなくなり、何もかもがおもしろくなくなってしまいました。周囲が求める“ぺえ像”を演じ続けることに葛藤や苦しさを感じていた。そのことに、体調を崩して初めて気づきました。
――休むことに関しても葛藤があったようですね。
これまで私はYouTubeやSNSで『がんばりすぎないで』と発信してきたから、自分が苦しくなれば休めるマインドにな るだろうと思い込んでいました。それなのに、自分の心と体が限界を迎えそうになったとき、休むことに罪悪感を抱いてしまって。
――それはどうしてですか?
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