Dリーガー・TAKUMI×MiYUが語る、もう一つの顔とは!?
“世界中すべての人に、「ダンスがある人生」をもたらす”をミッションに活動を展開する、世界最高峰のプロダンスリーグ「第一生命 D.LEAGUE」。約半年間、14ラウンドに渡って、ステージ上で熱いショーケースを披露し競い合います。今回インタビューをしたのは、第一生命がタイトルスポンサーを務め、シーズンを重ねるごとに盛り上がりが増しているD.LEAGUEで活躍するDリーガーのTAKUMIさん(CyberAgent Legit所属)とMiYUさん(SEPTENI RAPTURES所属)。
4シーズン目を迎える「第一生命 D.LEAGUE」に初期より参戦し、昨年22-23 SEASONではMVD(Most Valuable Dancer)OF THE YEAR(TAKUMI)やBEST AWARD DRESSER(MiYU)も獲得するなど目覚ましい活躍をみせるお二人のクロストークが実現! 第3弾ではD.LEAGUE以外でも活躍するお二人の、〝別の顔〟に迫ります!
多彩なセンスを兼ね備えるDリーガーたち。
――D.LEAGUE以外では、どんな活動をされていますか?
MiYU:今シーズンは比較的、D.LEAGUEに専念をしているのですが、ダンスのワークショップで講師として日本中を回ったり、コロナ禍で減ってしまったのですが海外にも招かれたりしています。ダンス以外でいうとファッション系の撮影モデルもよくさせていただいています!
――昨シーズンではBEST AWARD DRESSERも受賞されていました!
MiYU:ファッションは昔から好きだったので、それを評価していただき、お仕事させていただけることは嬉しいですね。すごくお洒落な父親の影響で、幼い頃から教育を受けてきて、自分が高校生になってからは、自然とファッションを学びたいと考えるようになっていました。その頃から年代物の洋服とか自分で調べて着ていましたね(笑)
TAKUMI:モデルを始めるきっかけって何だったの?
MiYU:中学生の頃ですかね? アパレルブランドのWebCMに出演させていただいたことがあって、見られるということに強く意識するようになってから、自分で考えて勉強し始めました。
TAKUMI:モデルをしてる時はもちろんですけど、私服もめちゃくちゃお洒落で……。SNSに写真を載せているのを見ていても、見たことないような洋服やコーディネートを着こなしていて、まさにファッショニスタですよ!
――TAKUMIさんご自身は見られることに意識はしますか?
TAKUMI:きちんと意識するようになったのはDリーガーになってからですね。色々学んでそれまでの自分の〝ヤバさ〟に気付きました。
MiYU:え、でも元からすごくカッコいいじゃないですか。スタイルもいいですし、顔も小さいので正直なんでも似合うと思いますよ。例えばロングコートなんか絶対に……。
TAKUMI:すぐにコート探しにいきます(笑)
――TAKUMIさんもDリーガー以外の顔をお持ちですよね。
TAKUMI:そうですね。LDHの『iCON Z』というオーディションから生まれた、THE JET BOY BANGERZというグループで、アーティストをさせていただいています。主にライブだったり、MV撮影だったり、すべてが新鮮で楽しいですね。
――ダンサーの時との違いを感じることはありますか?
TAKUMI:例えば「ダンスが上手くて凄い!」って思わせるだけじゃなくて、「カッコいい、どんな人なんだろう?」というところまで興味を引かないといけないので、やっぱりダンス以外の部分で苦労しました。
――苦労したのはどんな部分ですか?
TAKUMI:ダンサーの時は100%曲に入り込むんですけど、曲の世界観に入ったダンスもある程度保ちながら、魅せる表情も意識しないといけなくて……。
MiYU:表情をコントロールするのって難しくないですか? 私は勝手に出ちゃうタイプで、踊っているときにどうしてもエナジー全開の顔になっちゃう(笑)
TAKUMI:でもMiYUは日本人とは思えないくらい、感情を込めたり爆発させたりする表情が魅力で、逆に僕はそれが苦手な方なので見ていてすごく研究させてもらっていますよ!
――アーティストとして魅せる意識が、ダンスに相乗効果をもたらすことはありますか?
TAKUMI:D.LEAGUEだと作品に合わせて表情を作ることが多くて、特に僕の所属するCyberAgent Legitはコミカルに表現する作品もあるので、活かされています!
マルチに活躍するためのマル秘テクニック!
――Dリーガー以外のお顔を持つお二人ですが、両立するためのコツなどはありますか? 例えば独自のリフレッシュ法をお持ちだとか……。
MiYU:私はオフが欲しいとか休憩したいとかがあまりなくて、予定がしっかり詰まっていてベストが出るタイプの性格です。でもその中でモデルならモデル、ダンサーならダンサーのスイッチはあって、両立って意識するほど、2つの活動をする難しさを感じたことはないですね。そういう面ではTAKUMIくんの方が過酷なスケジュールで大変そうだなってイメージがありますね!
TAKUMI:スケジュールよりも僕は切り替えの難しさがあって結構苦労しました。Dリーガーとアーティスト、求められるものの違いはありつつも、ダンスで表現するという部分は同じなので「あれ?いま何の練習をしているんだ?」って苦戦した時期がありましたね!
――似ているからこそ意識をスイッチする難しさがあるんですね。
TAKUMI:そうですね。単なる忙しさというより、やるべき事が大量にあって、それが入り乱れている状況の中で、似ているようで異なるものを両立する難しさがありますね。
MiYU:両立のコツとかはありますか?
TAKUMI:やっぱり同時にいくつもできないので、その中で今、自分が最初にすべきことは何なのか、必ず優先順位をしっかり決めて、1つずつ着実に進めていくようにしていますね!
――今後挑戦してみたいことや目標などはありますか?
MiYU:ダンスを通して色々チャレンジしたいのはありますけど、全然関係なく、個人的にやってみたいのは陸上。
TAKUMI:陸上ってスポーツ競技の!? びっくりした(笑)
MiYU:昔から体力には自信があって、長距離走とか好きなんです。いつかマラソンをやってみたいって思っています!
――走ることの魅力はなんですか?
MiYU:走り終えた後の爽快感が好き! それに走っていると呼吸法を意識することが多いんですけど、実はダンスにも活きているんです。世界観に入って力んで踊っていると呼吸を忘れることがありますが、しっかりと呼吸ができると最後まで楽に踊れます。
TAKUMI:イメージがなかったので驚いたけど、勉強になりますね!
――TAKUMIさんは何か目標などはありますか?
TAKUMI:自分の表現したものをより多くの方に知ってもらいたいっていうのはあります。ダンスをする前まで野球一筋で、多くの野球少年と同じようにイチローさんに憧れていました。ヒットを打ったら子どもたちが喜んで野球選手を目指す、そんな夢を与えられる存在にダンサーとしてなるのが理想ですね!
意外な一面も垣間見え、多才なDリーガーたちの魅力に触れることができたのではないでしょうか? 対談インタビューも残りあとわずか! 次回の記事ではさらにお二人の内側まで迫ってきます。
TAKUMI
福島県出身。9歳の頃まで野球一筋だったが、2011年の東日本大震災によって外出自粛の中、ダンスに出会う。その後、すぐさま頭角を現し、国内のダンス大会で数多くの優勝実績を上げると、“NYアポロシアターアマチュアナイト”では、自身の振付で月間百点満点優勝をするなど、海外でも活躍。他にもCM出演やアーティストMV出演、バックダンサーなど幅広い活動を展開。2023年には早稲田大学法学部を卒業。LDH史上最大規模のオーディション「iCON Z」第二章より結成されたグループ「THE JET BOY BANGERZ」にも所属。
CyberAgent Legit(サイバーエージェント レジット)
「Legit」は質の高い本物を意味し、『21世紀を代表するダンスチームになる』というスローガンのもと、世界のダンスコンテスト・バトルで活躍する各ジャンルのエキスパートが集結。持ち前のスキルとリーグ屈指のチームワークで支持を集め、22—23 SEASONでは「REGULAR SEASON優勝」、「CHAMPIONSHIP準優勝」に輝いている。
MiYU
大阪府出身。繊細なスキルと独自のグルーブを武器とする女性ヒップホップダンサー。チームやソロの活動において、国内外で様々なビッグタイトルを獲得し、世界のダンスシーンの中でも一際輝きを放っている。そのビジュアルやセンスを活かし、CM出演やモデル活動などダンサー以外にも、多彩な顔を持つ。
SEPTENI RAPTURES(セプテーニ ラプチャーズ)
「すべての音とシンクロする求道者HIPHOP集団」として、表現の真理を求め、ヒップホップを軸にあらゆるジャンルを高次元に昇華させるチーム。世界チャンピオンの称号を持つメンバーを筆頭に、コンテストやバトル、アーティスト、舞台など様々なフィールドの第一線で活躍する実力派ダンサーたちで構成。23—24 SEASONは新メンバー5名を加え、“歓喜=Raptures”を掴み取るため、さらなる進化を目指す。