Dリーガー・TAKUMI×MiYUが大切にしている、自分との向き合い方。
“世界中すべての人に、「ダンスがある人生」をもたらす”をミッションに活動を展開する、世界最高峰のプロダンスリーグ「第一生命 D.LEAGUE」。約半年間、14ラウンドに渡って、ステージ上で熱いショーケースを披露し競い合います。今回インタビューをしたのは、第一生命がタイトルスポンサーを務め、シーズンを重ねるごとに盛り上がりが増しているD.LEAGUEで活躍するDリーガーのTAKUMIさん(CyberAgent Legit所属)とMiYUさん(SEPTENI RAPTURES所属)。
4シーズン目を迎える「第一生命 D.LEAGUE」に初期より参戦し、昨年22-23 SEASONではMVD(Most Valuable Dancer)OF THE YEAR(TAKUMI)やBEST AWARD DRESSER(MiYU)も獲得するなど目覚ましい活躍をみせるお二人のクロストークが実現! 第4弾では過酷な挑戦を続けるお二人に、自分との向き合い方についてお話を伺いました!
戦い続けるためのコンディショニングとは。
――Dリーガーとして活動する中で、コンディショニングに関して意識していることはありますか?
TAKUMI:D.LEAGUEは2週間毎に本番があって、常に緊張と隣り合わせなので、どうメンタルケアをして、本番に向けて整えていくかというのは気を付けていますね。
――具体的なポイントはありますか?
TAKUMI:緊張にも種類があると思うんですけど、やっぱり自信がないときは悪い緊張をしちゃうので、自信を持てるまで練習することです。僕の場合は、本番前日に曲を聴きながらイメージトレーニングしますが、自分が納得いくまでやっていると1時間くらいかかっちゃうこともあって……。でもそうすることで次の日、自信を持っていいパフォーマンスをすることができるんです!
MiYU:私は結構、周りの人がどう思っているんだろうと気にしてしまうタイプなので、すごくシンプルなんですけど、1人の時間を作って、深呼吸をしながら自分に「大丈夫」って言い聞かせるようにしています。それを1日1回でもできたら気持ちが楽になれて、心のケアになりますね。
――お二人とも上手く自分と向き合われていますね。
TAKUMI:ダンスという視点だと、正解がない分野なので、僕も周りの意見を気にし過ぎて悩んだ時期はありましたね。でも活動していく中で、自分の好きな表現が一番だし、気にし過ぎないって考えるようにして解決できました!
――MiYUさんはダンスの面でこれまで悩んだことはありますか?
MiYU:もちろん色々ありますが、一番は自分の身体ですね。やっぱり中高生くらいのタイミングで背が伸び、身体も変わってくるので、頭ではわかっていても体の理解が追い付かなくて、思うように動けないと悩んだことはありました。
――同じような悩みを抱えている人もいると思いますが、どうやって克服したのかアドバイスをお願いします!
MiYU:ダンス自体、すぐ結果が出るものでなく日々の積み重ねが大切なので、まずは常に自分の身体を理解する時間を作ることですね。それに、その人の性格や体つきがあってはじめてその人のダンスが出来あがるので、例え思うように動かない部分があってもそんな自分も受け入れて、逆にそれを活かしたその人なりの踊り方を見付けることがいいのかなと! 焦らず自分と向き合って楽しく踊れたらそれが一番です。
――今、身体というキーワードが出ましたが、過酷なスケジュールで戦っていくDリーガーとして、身体のケアで気を付けていることはありますか?
TAKUMI:栄養面だとプロのアスリートの方々を参考に、アミノ酸などのサプリメントを摂取して、身体づくりや疲労回復に役立てています。あと僕は身体が硬いので、練習前後のストレッチはルーティンとして心掛けていますね!
MiYU:ストレッチは重要ですよね。あと筋力トレーニング。私は18歳の時に大きな怪我をした経験があるのでそれが再発しないように注意していて、踊る前後のストレッチはもちろん、睡眠や食べ物、マッサージなどのケアも念入りにしています。怪我は後悔するので、身体のケアは大事です!
TAKUMI:D.LEAGUEですと比較的に経験の浅いジャンルのダンスを踊ることもあって、普段使わない部分を急に動かして、傷めてしまうことも結構ありますね。
夢を追い続ける人たちへ!
――怪我には十分注意して欲しいですね。ここまでお二人のご経験から色々なアドバイスもいただいてきましたが、皆さんに憧れて踊っている子どもたちに伝えたいことはありますか?
MiYU:ダンスに限らずですが、なりたい自分があるのなら、その目標にむけた努力は絶対に必要です。でも成長のスピードは人それぞれなので、周りは気にせず、自分のペースで目標に向き合って欲しいし、何よりも楽しんで欲しいですね! そうすれば絶対に上手くなれるし、きっと目標とする自分になれると思います。
TAKUMI:挑戦を恐れないで欲しいなと思います! D.LEAGUEへの参加もしかり、アーティスト活動もしかり、自分にとっては大きな挑戦でしたが、だからこそ得られた経験があって広がった視野がありました。自分の知らない世界はいくらでもあるので、本当に好きなら躊躇しないで、一歩踏み出して欲しいですね。
――ありがとうございます。最後に今シーズンの抱負を含め、ファンの皆さんにメッセージをお願いします!
MiYU:いつも応援ありがとうございます。SEPTENI RAPTURESはテーマにしている〝チャレンジングな作品づくり〟を楽しみながら勝利を目指していきますので、観ていただく皆さんがワクワク引き込まれるような作品で、皆さんと一緒に優勝を勝ち取ります! 応援よろしくお願いいたします。
TAKUMI:いつもCyberAgent Legitを応援していただき、ありがとうございます。昨年は惜しくも優勝を逃してしまったので、今シーズンこそは絶対にCHAMPIONSHIPでの優勝を達成して、皆さんと喜びを分かち合いたいと思います。ぜひ応援をよろしくお願いいたします!
――お二人とも、ありがとうございました!
日々生活する中で、また夢を追う中で遭遇するであろう様々な悩み。それを克服するためのヒントが、お二人のお話の中に散りばめられていましたね! さぁ、ここまでDリーガーのお二人に〝言葉〟で語っていただきましたが、最後はやっぱり〝ダンス〟で語っていただきましょう! 次回の記事ではチームの垣根を越え、お二人でのダンスを披露していただきます。
TAKUMI
福島県出身。9歳の頃まで野球一筋だったが、2011年の東日本大震災によって外出自粛の中、ダンスに出会う。その後、すぐさま頭角を現し、国内のダンス大会で数多くの優勝実績を上げると、“NYアポロシアターアマチュアナイト”では、自身の振付で月間百点満点優勝をするなど、海外でも活躍。他にもCM出演やアーティストMV出演、バックダンサーなど幅広い活動を展開。2023年には早稲田大学法学部を卒業。LDH史上最大規模のオーディション「iCON Z」第二章より結成されたグループ「THE JET BOY BANGERZ」にも所属。
CyberAgent Legit(サイバーエージェント レジット)
「Legit」は質の高い本物を意味し、『21世紀を代表するダンスチームになる』というスローガンのもと、世界のダンスコンテスト・バトルで活躍する各ジャンルのエキスパートが集結。持ち前のスキルとリーグ屈指のチームワークで支持を集め、22—23 SEASONでは「REGULAR SEASON優勝」、「CHAMPIONSHIP準優勝」に輝いている。
MiYU
大阪府出身。繊細なスキルと独自のグルーブを武器とする女性ヒップホップダンサー。チームやソロの活動において、国内外で様々なビッグタイトルを獲得し、世界のダンスシーンの中でも一際輝きを放っている。そのビジュアルやセンスを活かし、CM出演やモデル活動などダンサー以外にも、多彩な顔を持つ。
SEPTENI RAPTURES(セプテーニ ラプチャーズ)
「すべての音とシンクロする求道者HIPHOP集団」として、表現の真理を求め、ヒップホップを軸にあらゆるジャンルを高次元に昇華させるチーム。世界チャンピオンの称号を持つメンバーを筆頭に、コンテストやバトル、アーティスト、舞台など様々なフィールドの第一線で活躍する実力派ダンサーたちで構成。23—24 SEASONは新メンバー5名を加え、“歓喜=Raptures”を掴み取るため、さらなる進化を目指す。