【30代ママのあたふた保険ルポ①】目の前の出費に負けずに準備したい「将来のお金」って?
※ 記事中で言及している保険に関して、当社では取り扱いのない商品もあります。
※ 文章表現の都合上、生命保険を「保険」、生命保険料を「保険料」と記載している部分があります。
仕事や家事、育児にと目の前のことに追われがちな30〜40代。でも、ふとしたときに、これから子どもにかかるお金や自身の老後の資金は大丈夫かと心配になることも。現在38歳で、3歳の子どもがいるイラストレーターの新里碧さんも「将来のために、何をどれだけ準備すれば安心できる?」と不安を抱えているそう。そこで、各家庭のライフプランに合わせたマネープランニングで定評のあるファインナンシャルプランナー・竹下さくらさんに相談。30〜40代女性が直面する「人生のお金」について、新里さんのイラストエッセイで丁寧に解説します!
押し寄せる物価高で将来を考える余裕がないなか、「お受験」イベントが迫る……!?
物価高が続く昨今。ついつい目の前の出費に気を取られがちですが、ある程度まとまった金額が必要になる人生のライフイベントは待ってはくれません。イラストレーターの新里碧さんも、同じ年代の子どもがいる友人と小学校受験の話になり、「受験は考えていなかったけど、そもそもそんなにお金をかけられる?」と不安に……。自身の年金など、老後のことも気にはなるものの、数字やお金が得意でないこともあり、そこまで考える余裕がないというのが本音のようです。30〜40代ママは、どのようにお金の対策をするのがよいのでしょうか? ファイナンシャルプランナーの竹下さくらさんに直撃します。
人生の3大資金は「時間をかけてコツコツ準備」。もしもの場合の備えは「今すぐ」!
人生には、数千万円単位のお金を必要とする「3大資金」があります。それが、住宅資金・教育資金・老後資金の3つ。ひと時代前は、住宅、教育、老後と1つずつ順番に準備するのが一般的でしたが、晩婚化や高齢出産などの社会変化に伴い、住宅と教育資金、教育と老後資金など、同時並行で出費が続くケースが増えています。「人生の3大資金は、金額が大きいので時間を味方につけて少しずつ準備していくのが賢い方法。一方、いつ何どき起こるかわからない病気やケガといったもしもの事態への備えは、今すぐ手を打っておきたいですね」と竹下さん。はたして、新里さんの対策はいかに!?
よくわからないまま、夫と同じ保険や貯金を選択したけど……これで大丈夫?
数字やお金は苦手と言いつつも、「使う目的は特に決めていなかったのですが、何かあったときのためにと会社員時代から貯金は続けていました」と新里さん。医療保険に加入したのは約4年前。「夫が、保険や投資といったお金のことについて調べるのが好きで、妊娠を機に、夫に相談して加入しました。老後資金になればと、ドル建ての養老保険に加入したのもこのときです」とのこと。
「もしもの事態には医療保険や預貯金で備えられていますし、人生3大資金の準備もはじめていらっしゃいます。家計分担もしっかりできていますね」と、竹下さんに太鼓判を押され、新里さんもひと安心。しかし、ほっとしたのもつかの間、「ただ、気がかりな点もあって、そのひとつが教育費です。もしも、私立の小学校や中学校への受験も検討したいということなら、この先、新里さんの負担がかなり大きくなるかもしれません」との穏やかでない指摘を耳にして、また心が乱れることに……。いったい何が問題なのか。また、どう解決していけばいいのか。次回詳しく解説します。
【30代ママのあたふた保険ルポ②】教育費の味方、「学資保険」は何がどうお得?
竹下さくら
ファイナンシャルプランナー
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士。なごみFP事務所代表。慶應義塾大学商学部にて保険学を専攻。損害保険会社や生命保険会社で経験を積み、1998年よりファイナンシャルプランナーとして独立。現在は個人のコンサルティングを主軸に、講演や執筆活動を行っている。『緊急対応版「奨学金」上手な借り方 新常識』(青春出版社)、『1時間でわかる やれば得する! 保険の見直し 100の鉄則』(技術評論社)など著書多数。
新里碧
イラストレーター
1984年、東京都生まれ。東京藝術大学を卒業後、外資系広告代理店のアートディレクターを経てフリーランスに。2012年、監修・デザイン制作を行った愛知県・作久島のマスコットキャラクター「あさりん」が、「ゆるキャラグランプリ2012」でみうらじゅん特別賞を受賞。自身の婚活経験を記した著書『アプリ婚~お見合いアプリで出会って1年で婚約→結婚しました~』(小学館)や、WEB『BE-PAL』でのイラストエッセイ連載など、取材や体験をもとにしたイラスト漫画が人気。
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