疲れない男・棚橋弘至。ケガはレスラー人生のスパイスに、保険は大切な人のために。
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新日本プロレスのV字回復を支え、テレビにも多数出演、映画「パパはわるものチャンピオン」では主演を務めた 。人々の悩みにプロレス的思考で答える『その悩み、大胸筋で受けと める 棚橋弘至の人生相談』 (中央公論新社)などの著書もあり、リングの中 に限らず多岐にわたって活躍するプロレスラー。“100年に一人 の逸材 ”こと 、棚橋弘至選手。
プロレスラーというケガが絶えない生き方を選択し、戦い続ける棚橋選手に、“疲れない男”と呼ばれるようになったきっかけやケガに対する考え、年齢を重ねることで感じられるようになった、柔軟な思考の大切さなどを聞きました。
「疲れない・落ち込まない・あきらめない」の逸材三箇条。
──本日は棚橋選手のケガとの向き合い方や年齢に関するお考えなどを伺っていきたいと思います。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。皆さんのカギになる話をできればと思って、「KEY」と書かれたTシャツを着てきました。
──ぜひともいいお話が伺えればと思います。棚橋選手といえば、“疲れない男”という異名がありますが、そう呼ばれるようになったきっかけを教えてください。
オカダ(・カズチカ)が2012年に凱旋帰国をしたとき、「これからの新日本(プロレス)は自分が引っ張っていく。棚橋さんお疲れさまでした。あなたの時代は終わりです」というマイクアピールに対して、「悪いなオカダ、俺は生まれてから疲れたことがないんだよ」と返したのがきっかけです。東京ドームにいたファン4万人の前で言ってしまったので、あとに引けなくなってしまって(笑)。
それより前にも、ファンとの交流会の場で、女性の方に「お疲れさまです」とあいさつをされて。「ありがとう。でも大丈夫、俺疲れてないから」って返したことがあったんです。そうしたら「疲れないんですか? すご~い!」ってすごくいいリアクションが返ってきて、疲れない男はモテるな、という気づきがあったんですね。それが記憶に残っていて、東京ドームでも瞬発的に発してしまいました。
「疲れない」から派生して、「疲れない・落ち込まない・あきらめない」という逸材三箇条もつくりました。プロレスラーという職業は常に最高のパフォーマンスを発揮し、年間約150試合あるどの試合を見にきても楽しんでもらえる、恒久的な存在でなければいけないと思っているんですよ。プロレスラーというのは疲れないし落ち込まない、あきらめない人たちなんだよ、というメッセージを発しながら走っていきたいですね。
「靱帯が切れたか、切れてないか」で線引き。
──職業柄、ケガは日常茶飯事だと思いますが、医師に相談するかどうかの判断はどのようにされていますか。
靱帯が切れたか切れてないか、ですかね。靱帯が伸びたくらいなら、自分でテーピングしておく。それが対処法です。
──それは驚きです! 伸びただけでも痛みはあると思うのですが……。靱帯が切れたか切れていないかで線引きするのはなぜですか。