「べき」を外すとラクになる!川口真目流・ユルッと子育て&お金論。
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家族がいて、幸せなはずなのに、「子育てが苦しい」「自分の子育てに自信が持てない」というママやパパは少なくないのでは? 長男出産後に育児・家事・仕事を頑張りすぎて倒れてしまったという苦い経験を経て、今は「スキあらばゴロゴロ」がモットーのエッセイマンガ家・川口真目さんにインタビュー。
つい頑張りすぎちゃうママとパパに向けて、気持ちがユルッとなるような、子育てのヒントを語ってもらいました。
家中が散らかり、けんかが絶えない家庭で育ち……。
──川口さんの子ども時代、親御さんとの関係はどのような感じだったのでしょうか?
父は仕事に没頭するタイプ。家庭では怒鳴ったり物を投げたりとアグレッシブな人だったので、夫婦も親子もけんかが絶えなかったですね。一方、母は家事が苦手で、家がいつも散らかっていました。よくいえばうそのない、本能垂れ流しみたいな家族でした。
まぁ、家はぐちゃぐちゃでしたし、まわりの目も気になって、子どもの頃はすごく嫌でした。そんな両親も、孫が生まれてだいぶ柔らかくなりましたね。今は私とも仲が良くなって。
──親御さんの子育てについて、参考にした点、反面教師にした点はありましたか?
私を叱るとき、父が感情的に怒鳴るのがとても嫌でした。子どもながらに、怒鳴られても、「なんか怒ってる」と思うだけで、伝えたいことが全く頭に入ってこない、意味がないと思っていました。なので、私は息子に伝えたいことがあったら、冷静に話すと決めています。
もちろん息子が赤信号で信号を渡ったりしたら、瞬間的に怒ります。命に関わることは注意します。でも、感情的に、ついカッと怒ってしまったときは、5分以内に謝って許してもらいますね。
──親御さんの子育てを振り返り、よく分析されていますね。
親からされたことって、わが子にも繰り返しやすいといわれますよね。それだけは避けたいと思いながらも、私も繰り返してしまうのではないかと不安だったので、出産前にカウンセリングに通いました。そこで、親の何が嫌だったのかを振り返ったり、自分の親子関係を俯瞰したりしたら、だいぶ気持ちがラクになりまして。1人で悩まず、カウンセラーなどの第三者の手を借りることも大事だと思いました。
夫婦のすれ違い、息子の不登校を乗り越えて……。
──産後、家事・育児・仕事を頑張りすぎて倒れてしまったと、以前ご自身のマンガでも語っておられましたが。