料理研究家・コウ静子が教える「パパ&ママのいたわりレシピ」vol.1
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#人と暮らし
子育て中のパパやママは、どうしても自分のことが二の次、三の次になってしまいがち。「あれ、体の調子がおかしいな……」と感じても、そのままにしてはいませんか?
そんなときは、食で改善! 料理研究家・国際中医薬膳師のコウ静子さんに、身近な食材でつくる、パパやママに起こりがちな、体のちょっとした不調を整えるのに役立つレシピを教えていただきます。(全3回)
1回目に取り上げるのは、「のどや肌の乾燥」。乾燥をうるおす食材や薬膳における「五色」の考え方もご紹介します。
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vol.1「のどや肌の乾燥」。
のどや肌が乾燥したら食で「肺」をうるおわせて。
秋冬だけでなく、春は気温差、夏は冷房の影響を受けて、年じゅう空気が乾いた環境におかれている私たち。のどの痛みやせきなどの症状、また産後に悩むママも多い肌の乾燥には、どんなごはんがよいのでしょうか? |
空気が乾くと、人の体も乾きます。中医学では、のどが渇いてせきが出る場合や肌が乾燥する場合は、「肺」をうるおすことが大事だと考えます。
中医学の「五臓」の考え方では、「肺」は呼吸をつかさどり、体の内に水分を巡らせてうるおいを与える役割を担う部分。臓器の中で一番上にあるため、外気にあたりやすく、乾燥した空気の影響を受けやすいのです。
薬膳(=中医学の理論に基づく料理)で「肺」によいとされるのは、白い色の食材。たとえば、大根やれんこん・梨・豆腐・豆乳・牛乳・白きくらげなどは、「肺」をうるおわせ、せきのつらさをやわらげ、痛めたのどや乾燥した肌を癒やしてくれます。
私は幼いとき、のどが弱くてせきでよく痛めていたのですが、母が出してくれた「大根はちみつ」(大根をはちみつで漬けたもの)で、のどをうるおわせていました。このように、薬膳の知識を覚えておくと、ちょっとした不調を感じたときに役立ちます。
今回ご紹介するのは、「肺」をうるおす代表食材・大根をたくさん食べられる、炊き込みごはんのレシピです。少しのせて味の変化を楽しむ「細ねぎの醬(ジャン)」のつくり方もご紹介します。
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