良い睡眠を実現するために ~睡眠グッズの選び方~ (後編)
※本記事は株式会社ブレインスリープから記事提供を受け掲載しています。
良い睡眠を実現するために~睡眠グッズの選び方~(前編)はこちら
何となく疲れが取れない、朝起きてもスッキリしない、ぐっすり寝た気がしない。そういった「ライトな睡眠のお悩み」を抱えている方に向けて、睡眠改善と睡眠グッズを選ぶ際のポイントをご紹介している本記事。前編では、良い睡眠には2つの重要な要素(①深部体温と②自律神経)があること、①のために入浴剤や寝具が活躍することをお伝えしました。
後編では、主に②自律神経の調整のために、どのような睡眠グッズが活用できるかご紹介したいと思います。
■リラックスと睡眠:マッサージと香りで緊張をほぐす
睡眠中に副交感神経優位にして、リラックスした状態で眠れるようにするための方法をいくつかご紹介します。簡単なものでお薦めの一つが筋弛緩ストレッチ。筋肉の緊張を意識的に高めてから緩める動作を繰り返すだけの簡単な方法ですが、筋肉は一度緊張するとリラックスしやすくなる特徴があるので、例えば体の一部分に数秒間力を入れてからスッと力を抜くと筋肉がリラックスし、それが精神的なリラックスに繋がるという理屈です。
筋肉の緊張があるとなかなかリラックスできませんし、肩こりや筋肉痛がひどいとなかなか寝付けないのは経験したことがある方も多いと思います。例えば、筋肉の凝りをほぐすマッサージロールや、筋肉痛に効果的なスプレーを活用して、積極的に筋肉の緊張をほぐすことも入眠前のリラックス法として非常に有効です。
入眠前のリラックス法として、アロマを焚いたり、お好みの香りを部屋に充満させたり、という方もいらっしゃると思います。アロマは、人によって好みが分かれるところもあり、万人に有効だと立証された香りの種類というのは多くはありませんが、例えばラベンダーやベルガモットなどは、比較的多くの方がリラックスを感じる香りで、入眠前に積極的に活用するのも良いと思います。
入眠時に簡単にアロマを感じる方法としては、ピローミストがおススメ。ピローミストは手のひらサイズの小さなものばかりなので、手軽に持ち運ぶこともでき、枕元に邪魔にならずに置いておくこともできます。
また、ピローミストは、寝る前に寝具に吹き掛けるという他に「香水がわりに服にかける」「会議前や面接前の緊張した状況で使用する」といったような使い道もあります。ピローミストによって得られる効果は種類によって異なるので、状況に合わせてピローミストを選ぶ事も大事。就寝前であれば、「マンダリン」「スイートオレンジ」などといった柑橘系を使ったピローミストを寝具に吹きかける事で、甘い香りを楽しみながらリラックスし、安眠につく事ができるでしょう。香水がわりに使用するのであれば、フラワー系を使った「ローズ」などもお勧めです。バラの香りは女性の象徴と呼ばれていることもあります。男性であれば汗の匂い消しにも使えます。
■血流と睡眠:リカバリーウェアの選び方
睡眠中のリラックスという観点で、スポーツ選手だけでなくコンディショニングにこだわっている人に近年人気があるのが『リカバリーウェア』。着用するだけで、身体の疲労回復効果やリラックス効果を期待でき、睡眠の質向上や日中のパフォーマンス向上に繋がる可能性があります。
一口にリカバリーウェアと言ってもいろいろなものがありますが、大きく分けて「着圧によって疲労回復するタイプ」と「特殊素材によって疲労回復するタイプ」があります。前者の着圧タイプは身体に溜まった老廃物やリンパの流れを良くすることで疲労回復効果が期待できますが、就寝時に利用すると、慣れていない場合は窮屈さを感じる可能性があります。
後者は非着圧タイプで、衣服の繊維に練りこまれた特殊な鉱物が血流を促進させ、疲労回復を促進。むくみや筋肉のコリなどの症状を抑えたり、血流促進されることで体温が上昇・保温される効果があったりするので、副交感神経が優位に働いてストレス軽減効果もあります。着圧タイプと比較しすると締め付けが少ないので、睡眠時のパジャマとしての利用にも向いているタイプです。
■光と睡眠
サーカディアンリズムという単語が前編で登場しました。深部体温や自律神経とも関係が深いサーカディアンリズムですが、一番気を付けたいのが夜間の光。特に、睡眠ホルモンとも呼ばれるメラトニンが夜間に適切に生成・分泌されることは良い睡眠にとって重要な要素ですが、夜間にブルーライトと呼ばれる波長の短い光を浴びてしまうと、このメラトニンの生成・分泌が抑制されてしまい、眠れなくなってしまいます。現代人はテレビやスマートフォンなど、知らず知らずのうちにブルーライトに晒されていますので、寝る前からこういった自然に眼に入ってきてしまうブルーライトを防ぐこともサーカディアンリズムを維持するためには重要です。最近では非常に高性能なブルーライトカット眼鏡も登場していますから、入眠前にブルーライトカットを習慣化するのもお勧めです。
■Sleeperienceで睡眠グッズをお試し
後編でも色々な睡眠グッズをご紹介してきましたが、特にリカバリーウェアなど、自分に合ったものを選びたい、本当に自分の睡眠が良くなるか試してみたい、と思った方も多いはず。寝具やウェアはお店で少し体験してみることは出来ても一晩使ってみる機会はほとんどなく、なかなか購入に踏み切れないという方も多いかもしれません。そういった方にお勧めなのが睡眠グッズを1晩お試し利用できる「Sleeperience」というサービス。第一生命、東日本電信電話株式会社と株式会社ブレインスリープという3社の共同プロジェクトとして発足し、2022年の6月には京都の中心街、四条河原町にある東急ステイ京都阪井座にて実証実験が行われます。
本稿でもご紹介した睡眠グッズが自由にお試しできる貴重な機会です。実施期間中に東急ステイ京都阪井座にご宿泊される方は自由にご参加いただけるサービスですので、6月24日~7月3日に京都に滞在される予定がある方でまだホテルを決めていない方は、ぜひ東急ステイ京都阪井座を選んでみては?
【Sleeperienceの実施概要】
- サイトURL:https://sleeperience.jp/
- 実施場所:東急ステイ京都阪井座(四条河原町)
- 実施期間:2022年6月24日(金) ~7月3日(日)
※7月3日(日)は睡眠グッズの返却のみで、実際の利用は7月2日(土)の晩の宿泊分まで
- 対象者:実施期間中に東急ステイ京都阪井座にご宿泊される方。ご宿泊の予約は東急ステイ京都阪井座のウェブサイトから可能
- 主催:第一生命保険株式会社、株式会社ブレインスリープ、東日本電信電話株式会社
- 協力:
(睡眠プロダクトの提供)株式会社ブレインスリープ、株式会社SLJ、株式会社エステー、株式会社グローバルプロダクトプランニング、株式会社TENTIAL、株式会社ドリームファクトリー、株式会社ニデック、日登美株式会社
※本記事は株式会社ブレインスリープから記事提供を受け掲載しています。