お宮参りにかかるお金はいくらくらい?必要なものや金額の目安を解説。 お宮参りにかかるお金はいくらくらい?必要なものや金額の目安を解説。

お宮参りにかかるお金はいくらくらい?必要なものや金額の目安を解説。

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赤ちゃんが、生まれて初めて神社に参拝する「お宮参り」。家族にとってよい思い出を残すためには、どのくらいの費用がかかり、どんな準備をしたらいいのかを把握しておくことが大切です。そこで、和文化研究家の三浦康子先生に、お宮参りにかかる費用や準備の進め方、注意点などについてお話を伺いました。

目次

お宮参りってどんな儀式?

お宮参りってどんな儀式?

お宮参りとは、赤ちゃんが生まれて初めて神社に参拝し、家族で健やかな成長を願う日本の伝統行事です。本来は「生まれた土地の神様=氏神様(うじがみさま)」に誕生を報告し、「氏子(うじこ)」として認めていただく儀式で、人生の通過儀礼の1つです。

お宮参りを行う時期・タイミング。

お宮参りを行うのは、一般的に生後1か月ごろとされています。1か月前後の週末や、家族が参加しやすい日を選ぶことが多いです。気候や体調によっては、生後100日ごろに行う「お食い初め」と一緒に実施するご家庭も少なくありません。お住まいの地域や、実家がある地域の風習によっても異なる場合があるため、事前に祖父母などに聞いておくことをおすすめします。

お食い初めの流れや予算などを知りたい場合は次の記事もご覧ください。

1歳の誕生日に行われる「一升餅」などお祝いの風習を知りたい場合は次の記事もご覧ください。

お宮参りを行う場所。

本来は家の近所の氏神様がいる氏神神社に参拝するのが習わしですが、最近は有名な神社や安産祈願をした神社、祖父母の家の近くにある神社、もしくはお寺などに参拝することもあります。どこにお宮参りをすればいいのか迷ったら、赤ちゃんやママの負担も考慮して、家から近い神社を選ぶといいでしょう。

当日の流れ。

お宮参り当日は主に「神社に参拝」「記念撮影」「家族で食事」という流れで行うケースが多いのですが、順番に決まりはないため都合にあわせて前後させてもいいでしょう。また、記念撮影は不要という方はなしでも構いません。

神社に参拝。

生まれたばかりの赤ちゃんと両親、祖父母などで神社に参拝します。お宮参りでは初穂料を払って神主さんにご祈祷をしてもらうケースが多いです。赤ちゃんやママの負担などを考慮して、できるだけ短時間で済むようご祈祷はしてもらわず、家族での参拝だけで済ませることもあります。

記念撮影。

マストではないものの、お宮参りにあわせて赤ちゃんが1か月成長した姿を記念撮影するご家庭も少なくありません。写真館(スタジオ)を利用するほか、カメラマンにお宮参りへ同行してもらって撮影する場合や、自分たちのカメラで撮影するなどさまざまです。お宮参り当日に家族そろって撮影してもいいですし、赤ちゃんやママの負担を減らすため、別の日に撮影しても構いません。

家族で食事。

参拝のあとは家族で祝い膳を囲みましょう。特に「これを食べなければいけない」というものはありませんが、基本は一汁三菜で、用意する料理や使用する食材は、縁起がよいとされるものにしましょう。赤飯やすし、タイ、はまぐりの吸い物などがおすすめ。お箸は箸の先端が両方とも使えるようになっていて、神様と人がともに食事をすることを意味する「祝い箸」を用意します。

お宮参りの準備。

お宮参りの準備では、シーンごとに、当日「何をするか」を最初に決めます。また、赤ちゃんの衣装をどうするかも早めに決めておくといいでしょう。

お宮参りの各シーンで決めること一覧

シーン決めること
神社に参拝・神主さんにご祈祷をしてもらう(要予約)
・家族だけで参拝する
記念撮影・写真館(スタジオ)で撮影する(要予約)
・カメラマンを派遣して現地で撮影する(要予約)
・自分たちで撮影する
家族で食事・料亭やレストランを利用する(要予約)
・仕出し弁当やデリバリーを利用する(要予約)
・自分たちで準備する
赤ちゃんの衣装・和装で購入する
・和装でレンタルする(要予約)
・洋装で購入する
・洋装でレンタルする(要予約)

取材内容をもとにミラシル編集部にて作成

これらを決めたら、日程や場所を検討します。神主さんにご祈祷をしてもらう場合や写真館(スタジオ)での撮影、料亭やレストランでの食事を希望する場合など、早めに予約をしておくと安心です。希望の日程で行えるよう、時間に余裕を持って準備するのがおすすめです。

お宮参りに必要な費用は?

お宮参りでは主に「神社に参拝」「記念撮影」「家族で食事」「赤ちゃんの衣装」に費用がかかります。

「神社に参拝」にかかる費用。

「神社に参拝」にかかる費用。

ご祈祷にかかる初穂料は、紅白で蝶結びの水引が付いた、のし袋にお金を包むことがマナーとされています。上包みの表書き(表側)には「御初穂料」もしくは「玉串料」と赤ちゃんの名前を書き、お札は封筒ではなく、中袋(表面に金額、裏面に住所を記入)に入れて渡すようにしましょう。

金額は最近では決められている神社も多いのですが、「お気持ちでけっこうです」というケースも。目安は5,000円~1万円とされていますが、「どのくらい支払えばいいかわからない……」というときは、希望の神社でお宮参りをした経験のある先輩ママやパパ、近所の人などに聞いてみるといいでしょう。

「記念撮影」にかかる費用。

「記念撮影」にかかる費用。

写真館(スタジオ)で撮影する場合は、受け取る写真データの点数などによって価格が変わりますが、3万円程度が相場です。基本料金だけでなくオプション料金もチェックしたうえで総額を把握しましょう。プロが撮った、とっておきの写真を残せるというほかに、衣装の無料レンタルなどのサービスを利用できるといったメリットもあります。

最近では、お宮参りをする神社などにカメラマンを派遣し撮影してもらうサービスも増えています。フリーランスなどのカメラマンに依頼すると、1時間1万円程度からの料金設定です。インターネットで探せるので、口コミなどを参考にしてみましょう。

「家族で食事」にかかる費用。

お宮参りなどのお祝い行事に欠かせない「祝い膳」。自分たちで準備すれば予算は比較的安く済みますが、そのぶん手間や時間もかかります。参加者の人数によっては仕出しや、料亭やレストランなどの「お宮参りお祝いプラン」などを利用するのもいいでしょう。仕出しは1人3,000円~5,000円程度、料亭やレストランを利用する場合は1人5,000円~2万円程度が相場です。

外食する場合、赤ちゃんの授乳や寝かしやすさなどを考慮して、和室の個室を選ぶのがベターです。

「赤ちゃんの衣装」にかかる費用。

「赤ちゃんの衣装」にかかる費用。

赤ちゃんの衣装代は、購入かレンタルか、和装か洋装かによって費用が異なります。

和装で購入する場合、赤ちゃんに掛ける「祝い着(産着)」が約2万円~で、高級なものだと十数万円以上になることもありますが、そのぶん七五三でも着物に仕立て直して着られるほか、代々受け継いでいけるといったメリットも。洋装はベビードレスやケープで1万円~3万円程度のものもありますが、こちらも10万円を超える高級なものもあります。

費用を抑えたい場合、衣装のレンタルも一案です。和装は5,000円~3万円程度で、洋装は5,000円~1万円程度で借りられます。写真館(スタジオ)で撮影をする場合、衣装の無料レンタルサービスをしてくれるところもあります。

また、付き添う両親や祖父母も赤ちゃんに準じてフォーマルな装いにします。着物(訪問着)など和服を着用する場合には、着付けなどの費用がかかります。

お宮参りの準備のポイントは?

赤ちゃんにとって、一生に一度の記念になるお宮参り。あらかじめ準備をしっかり済ませて、よい1日としたいですね。お宮参りの準備のポイントをまとめました。

費用は家族で負担するつもりで。

昔は、お宮参りの赤ちゃんの祝い着を母方の実家から贈る習わしがありました。そのなごりで、赤ちゃんの衣装は母方の祖父母が、初穂料と食事代は父方の祖父母が用意するケースが少なくありません。考え方は地域や家庭によって異なります。

お宮参りは家族の行事であることを念頭に、基本的に費用の負担が偏らないように考えましょう。両家の祖父母からはお祝い金をもらい、親が費用を支払うケースも多いです。

記念撮影や食事のキャンセル料を確認しておく。

赤ちゃんやママの体調、当日の天候などには十分に配慮し、決して無理はしないようにしたいもの。急な体調不良などによって、お宮参りの予定をキャンセルすることも考えられます。記念撮影や食事の予約をするときは、念のためキャンセル料を事前に確認しておくと安心です。

地域や家庭による習慣の違いは柔軟に対応する。

お宮参りは地域ごとにさまざまな風習があり、ご家庭ごとに独自のしきたりを受け継いでいることもあります。本記事で紹介した内容が一般的なものになりますが、お宮参りに「こうしなければいけない」ということはありません。「赤ちゃんの健やかな成長」を願うため、地域や家族、世代の違いも柔軟に捉えて、みんなが納得できる形を探してみましょう。

行事に備え資金の準備も忘れずに。

赤ちゃんの健やかな成長を祈願して、家族で行うお宮参り。家族で思い出に残る1日を楽しく過ごすためにも、当日のスケジュールを事前にシミュレーションしておきましょう。また神社への参拝や記念撮影、家族での食事会にかかる費用は早めに把握して、準備をしておくと安心です。

お宮参りのほかにも、お食い初めや一升餅、七五三など、成長の節目で子どもの幸せを願う行事はその子にとって一生に一度しかできません。どれもすばらしい思い出にするために、計画的に資金の準備をしておきたいですね。

写真/PIXTA イラスト/オオカミタホ


三浦 康子
和文化研究家。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・ウェブ・講演などで活躍中。さまざまな文化プロジェクトに携わり、子育て世代に「行事育」を提唱している。『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)、『赤ちゃん・子どものお祝いごとがわかる本』(朝日新聞出版)など著書、監修書多数。


※ この記事は、ミラシル編集部が取材をもとに、制作したものです。
※ 掲載している情報は、記事公開時点での商品・法令・税制等に基づいて作成したものであり、将来、商品内容や法令、税制等が変更される可能性があります。
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