

生理じゃないのに生理痛?原因は子宮筋腫でした。【私の手術体験記#1】
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生理が重い、出血量が気になる、生理のたびに下腹部が強く痛む……など生理に関する悩みは尽きません。「いつものこと」と我慢している人も多いようですが、なかには病気のサインであることも。3回にわたる本連載では、女性特有の病気と判明し入院・手術を経験された方にインタビュー。
1回目の今回は「子宮筋腫」。30代で子宮筋腫と卵巣のう腫の手術をされたマンガ家の浅井西さんに、入院・手術をされた当時を振り返りつつ語っていただきました。
目次
- 自覚症状は?婦人科へはいつ行った?子宮筋腫を手術するまで。
- 入院・手術をして感じた想定外のあれこれ。
- 第一生命「ジャスト」は、自分のニーズにあわせて保険を組み合わせられる!
- 「自分は大丈夫」と油断せずに、今から医療保険などで備えよう。
自覚症状は?婦人科へはいつ行った?子宮筋腫を手術するまで。
子宮筋腫の総患者数は、令和2年時点で18万9,000人と言われ、どんな女性にとってもひとごとの病気ではありません。
参考:厚生労働省「令和2年患者調査傷病分類編(傷病別年次推移表)」
浅井さんのプロフィールを見てみると、もともと生理が重く生理痛もひどかったとのこと。子宮筋腫とわかったときの自覚症状はどのようなものだったのでしょうか? さっそくお話をうかがいました。

生理じゃないのに生理痛。まさか病気のサインだったなんて。
──以前から、生理は重いほうだったんですね。
そうですね。ただ、初日の半日は下腹部が強く痛むものの、薬を飲んで数時間寝るといつも通りに過ごせるので「こんなものか」と思っていました。
一度、出血が続いたときに婦人科に行ったことはありましたが、普段の生理痛で受診したことはなかったです。少なからず抵抗があったり、気が重かったり……明らかに「やばいぞ」ってならないとあまり行きたくなくて。
──30代で子宮筋腫と診断されたとのことですが、最初に婦人科を受診しようと思われたきっかけを教えてください。
生理自体は終わっているのに、下腹部に生理痛のような痛みが1週間ほど続いたのがきっかけでした。普段だったら我慢したかもしれません。ただそのときは、その数年前に卵巣がんで亡くなった友人のことが頭をよぎりました。
彼女は胃腸の不調を訴えていたのですが、実は大きくなった腫瘍がおなかを圧迫していたのが原因で。がんと診断されたときにはすでに症状が進行した状態でした。そのことを思い出したので、近所の婦人科を調べて受診しました。

──その結果、腫瘍が見つかったんですね。
そうです。内診とエコー検査の結果「大きい子宮筋腫が2つ、左の卵巣にのう腫がある」とのことでした。紹介状を出してもらって、その日中に総合病院を受診しても、結果は同じ。
腫瘍は、MRI検査などの検査をいくつか段階的に行って悪性の可能性を取り除くそうで、この段階ではまだ悪性かどうかはわからず……。MRI検査の結果自体は、早くて2週間後と言われ、モヤモヤした時間を過ごしました。
──結果がわからないのは苦しいですね……。その間はどのように過ごされましたか?
はい、人生でもっとも長い2週間でした。日によって気持ちは揺れ動き、ネガティブに考えてしまう日も当然ありました。がんの生存率などを検索したり、闘病されている方のブログをあさるように読んだりしているうちに、“自分ごと化”されていった気がします。
頭をよぎったのは仕事のこと。“最悪”を想定して取った行動とは?
──身のまわりのことで、最初に考えたことはなんでしたか?
仕事でしたね。「いつまでマンガが描けるのか」「連載が途中で終わってしまうのでは」と。マンガ家ですから、誰かに代わってもらえる仕事ではありません。それにフリーランスなので当然、休んだぶんは収入が途絶えてしまうので……。休む期間が長引くほど収入は減ると考えると、いつごろ復帰できるのかはとても心配でした。

──MRI検査の結果、悪性の可能性は低いことがわかったそうですね。ホッとされたのではないでしょうか?
はい。ただ、子宮の前方に9cmと後ろに4cmの筋腫、卵巣に9cmの腫瘍があるという結果でした。特に卵巣の腫瘍は、「ねじれて茎捻転(けいねんてん)を起こしやすいので取ったほうがいい」と言われて。
3か月、薬を飲んで腫瘍を小さくしてから手術という選択肢もあったのですが、すぐに取ることを決めました。
──手術はすぐに決められたんですね。
はい。というのも、手術で腫瘍を取れば終わりというわけではなく、取り出した細胞を検査するまで良性かどうかを確定できないとのことで……。
もし悪性だった場合を考え、命に期限があるなら「残せる作品はなんとかして残したい」と思って。だからいち早く結果を知るために、手術を選びました。
入院・手術をして感じた想定外のあれこれ。
子宮筋腫と卵巣のう腫の手術をすぐに決めた、という浅井さん。続いて、入院・手術についてうかがいました。
意外と長かった、退院から仕事復帰までの安静期間。
──入院前の準備や調整はいかがでしたか?
手術までは1か月ありましたが、バタバタでしたね。連載をお休みさせてもらうなど仕事のスケジュール調整や、病院への提出書類の作成に追われてあっという間でした。
ちなみに、手術は成功して腫瘍はきれいに取れたのですが、実は卵巣のう腫が破裂していたんです。思い返すと、最初に受診した日から2か月前くらいの「あの痛みだったのかな」と……。当時は仕事が忙しかったので、「疲れてたのかな?」程度に考えていたんですが、体はサインを出していたみたいです。
──普段から生理が重めだったからこそ、我慢してしまったんですね。手術後の経過はどうでしたか?
5日間入院したのち、自宅に帰ってからの1週間はほぼベッドの上で過ごしながら、少しずつ日常生活に戻していきました。仕事も事前に調整していたので、ゆっくり休めました。
さらに2週間後に摘出した細胞の検査結果を聞きに行き、そこでやっと「良性」との診断。最初の受診から2か月半、やっと肩の荷が下りた瞬間でした。
──お仕事はいつごろから再開されましたか?
術後2週間~3週間から簡単な仕事はしていましたが、本格的に連載の仕事までできるようになったのは、さらに2週間後、手術してから約1か月後です。

入院・手術費用だけじゃない!治療にはどのくらいかかった?
──実際に治療にかかった費用はトータルでどのくらいでしたか? まずは入院前の検査などでしょうか?
手術までにもけっこうお金はかかりました。たとえば、検査1回で5,000円、多いときは1万円。それを複数回受けていて、3万円ほどでしょうか。1回の支払いは多くなくても、積み重なるとけっこうな金額になるものですね。
──入院、手術に関してはどうでしたか?
5日間の入院費用と手術費用の合計は24万円ほどで、そのうち高額療養費制度(※)で約10万円が戻ってきました。
余談ですが、私が入院した病院では、院内の売店で手術用の弾性ストッキングなどの購入が必須で。これは想定外の出費でしたね。
※ 高額療養費制度は医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月(1日から末日まで)で上限額を超えた場合、超えた額を支給される制度です。上限額は、年齢や所得に応じて定められます。
──退院しても、その後経過観察の通院もありますもんね。
そうですね。私の場合は術後2年間、予防的に生理を止める薬を飲み続けました。約3か月分をまとめて処方してもらって、都度8,000円ほどの出費でした。
また、生理を止めると更年期のような症状が出るんです。私は体のだるさや集中力の低下などの副作用がひどく、個別に漢方薬を処方してもらったのでさらに費用がかかりました。

* 入院・手術費の約24万円のうち、高額療養費制度による返金は約10万円。
──入院・手術費だけでなく、付随する出費も含めるとかなりの金額ですね。入院などのもしもへの備えなどはされていましたか?
もしもへの備え……。そうですね、思いつくものだと医療保険とかでしょうか? 病気による金銭的なリスクをきちんと考えたことがなかったので、入ってなかったですね。
生きるか死ぬかの間際に、「来月の家賃どうしよう」なんて考えるのは嫌じゃないですか。もっと事前に準備しておくべきだったな、と思います。

──ここまで当時のことを振り返っていただきました。ご自身の体験を踏まえてアドバイスをお願いします。
そうですね。不調を感じたら「いつものこと」と思わず、すぐに婦人科に行ってください。私自身、まさか自分が入院するとは思っていなかったので……。
また、年1回の健康診断だけでは安心できないなと思っています。定期的な検査に加えて、異変を感じた際に受診すること。ひと通り治療を終えた今、受診することの大切さを実感しています。
私は病気がわかってから、いろんな方のブログや闘病記を参考にさせてもらいました。同じように私の体験が、不安を感じている方たちの参考になればうれしいです。
第一生命「ジャスト」は、自分のニーズにあわせて保険を組み合わせられる!
ここまで浅井さんのお話をうかがってきましたが、入院前から退院後に至るまで想定外の出費があるようです。
医療保険への加入は、そんないざというときの備え。第一生命の「ジャスト」では、急な入院・手術にかかる費用をカバーできる保険や、入院などで働けなくなったときに備えられる保険など、豊富な種類の保険をラインアップ。複数の保険を自在に組み合わせられる(※)ので、個々人に必要な保障を選択できます。
※ 保険の組み合わせには、所定の要件があります。

ジャストには、女性特有の病気に備える選択肢も!「女性特定治療保険」。
豊富な種類が魅力のジャスト。そのなかでも、今回のような女性特有の病気に備えたい方におすすめなのが、「女性特定治療保険(無解約返還金)(2018)」。乳がんや乳房の上皮内がんによる手術、子宮または子宮附属器(卵巣・卵管)にかかわる手術を受けた場合などに給付金を受け取れます。
なお、女性特定治療保険は単独では契約できません。ジャストの医療保険など所定の保険を組み合わせて契約する必要がありますが、医療保険とセットで加入することで、入院費用にも備えられます。


「自分は大丈夫」と油断せずに、今から医療保険などで備えよう。

女性特有の病気になるリスクは誰にでもあり、経験者からは「まさか自分が」という声も多く聞きます。いきなりの入院や手術となれば、仕事だけでなく、支出面でも大きなダメージに。
いざというときに十分な治療を受けられ、回復後も心身ともに健やかな生活を送るためにも、健康なうちからの備えが欠かせません。自分、そして大切な人たちのためにも、早いうちから医療保険の検討をはじめてみてはいかがでしょうか。


イラスト/浅井西
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浅井 西
マンガ家。代表作に、町田啓太さん主演でドラマ化もされた『西荻窪 三ツ星洋酒堂』(秋田書店)がある。子宮筋腫と卵巣のう腫の摘出手術体験をマンガでつづったブログが反響。
※ この記事は、ミラシル編集部が取材をもとに、制作したものです。
※ 面談中の意見や提案は個人の経験に基づく情報も含まれます。
※ 病気の症状や治療の過程での副作用、感想には個人差があります。
※ 掲載している情報は、記事公開時点での商品・法令・税制等に基づいて作成したものであり、将来、商品内容や法令、税制等が変更される可能性があります。
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※ この記事は、2025年1月時点の商品の概要を説明したものであり、契約にかかるすべての事項を記載したものではありません。検討にあたっては「保障設計書(契約概要)」など所定の資料を必ずお読みください。また、契約の際には「重要事項説明書(注意喚起情報)」「ご契約のしおり」「約款」を必ずお読みください。