

【7つの偏愛】声優・山下大輝編。大好きな先輩からの「たまらん!」プレゼント公開。
ミラシル連載企画「7つの偏愛」。アニメ・ゲーム・映画など、さまざまな分野で活躍する声優の皆さんに、7つのテーマごとに「愛してやまないお気に入り」を紹介いただきます!
【ミラシル連載企画「7つの偏愛」】
今回は声優・山下大輝編。『僕のヒーローアカデミア』の緑谷出久役や『弱虫ペダル』小野田坂道役など数々の作品に出演し、アーティスト活動にも力を入れている山下さんに「7つの偏愛」を伺いました。
最近買ったお守りとして大切にしているものから、称号とも呼べる声優人生における宝物まで、「7つの偏愛」を通して、山下さんの素顔に迫ります。真剣な仕事の相談もするという、大好きな先輩声優からもらった「たまらん!」プレゼントとは──?
目次
役を通じて、何倍もの人生を楽しめる。
──まずは山下さんが、声優という仕事のどんなところにやりがいを感じられているかを教えてください。
自分ではない人物になれるところ。そこがやっぱり、一番の魅力です。自分1人の物語だけでなく、何倍もの人生を歩めている気がするんですよね。役を通じて追体験できることが、声優をやっていて一番楽しいです。
──逆に大変な部分はありますか?
「(この場面で)僕だったらその表情になるかな?」と思うことも、ときにはあります。でも、芝居は絵に寄せなければならないこともあって。自分の心との違いにはがゆさを感じるときもあります。
そんなときは、自分が納得できるギリギリのところを探ります。「1人でつくっているわけじゃないので、自分1人じゃ考えても無理だー!」となったときは、納得できるように監督などまわりにも相談します。みんなでベストなものを追求していく、難しいからこそやりがいがある。大変だなと思うことも、結局はとっても楽しいんです!

──アーティスト活動では、いかがですか?
曲中に登場する主人公も、1つのキャラクターとして捉えているので、アーティスト活動も声優と同じ部分にやりがいを感じるんですよね。
小さいころからディズニーのアニメ作品を見て、歌と芝居に勇気をもらってきました。その影響なのか、声を出して何かを表現することが好きなんです。アーティストも声優も、声で表現をするのは同じでジャンルが違うだけだと思っているので、すごく僕にはなじんでいます。

山下大輝の「7つの偏愛」。
(1)いつも持ち歩いている必需品。
──いつも持ち歩いているアイテムを教えてください。
「モバイルバッテリー」は常に2個持ちですね。iPadを持ち歩いているので、充電がすぐなくなるんですよ。台本、ゲーム、ラジオ、アンケート書き……と、何をするにもほぼiPad。ゲームだと長時間使うので、1つのバッテリーの充電が切れてしまったとしても、2つ持っておけば安心なんです。
それにモバイルバッテリーが充電されていくのを見ているのも、好きなんです。「ああ、こいつちゃんと栄養取ってんな~」みたいな。


(2)最近買ったお気に入りアイテム。
──最近買ったお気に入りのアイテムは?
「ヘビの指輪」です。今年(2025年)はヘビ年ですが、僕、年男なんですよ。12年前はまずは仕事をがんばらなきゃという時期でしたが、ここ最近は、ゆったりと自分の年齢を考えられるようになりました。
せっかく年男なのだから、特別な何かを身につけたら運気が上がりそうだな、と思ってヘビグッズを探していたんです。そうしたら、このヘビの指輪を見つけて。
ブルガリのセルペンティシリーズのもので、まあお高くて(笑)。なかなか買う勇気が出ずに、半年ぐらい買わずにゴネゴネしていたんですけど……。先日仕事で海外に行ったときに、大先輩声優の三石琴乃さんが見せてくださったのが、同じブランドの指輪だったんです。
つけさせていただいたら、「やっぱりいい!」となり、帰国してすぐに購入しました。(取材時は)まだ買ってから、2週間もたっていないんじゃないかな。毎日つけているというよりは、お守りです。落としたら怖いじゃないですか、高っけぇし(笑)。

(3)今、熱中しているもの。
──最近ハマっていることを教えてください。
「そうめんを、ゆでる」ことですね。最近、食の好みが変化したんですよ。今までは四六時中、牛丼でもいいか……という感じだったんですけど、最近はさっぱりと食べられるもの、中でも冷たい麺がめちゃくちゃいいな、と思うようになって。
「全然料理しない僕でもつくれそうなのって何だろう」と考えて、「そうめんだ!」と。やってみたら一発目から成功して、それからハマってます。
──SNSでは、そんな山下さんの様子をファンの皆さんが温かく見守っていましたね。
みんな優しくて。きっと、僕がやらかすと思ってるんですよね。本格料理番組(?)もやってるし、「そうめんぐらいゆでられるわ!」って(笑)。
ただ、1袋全部ゆでたら、すっげぇ量が完成しました。インスタントの袋麺も、1食で1袋入れるじゃないですか。そうめんって1束も細いし、迷わずに入っていた6束全部をゆでました。もちろん食べ切れず、2日かけて食べました……。

(4)仕事上の必須アイテム。
──声優の仕事をする上での必須アイテムは?
「鼻うがい用の洗浄器」です。小さいころからテニスをやっていて、ずっと大きい声を出していたからなのかな、のどは強靭(きょうじん)なんです。とはいえ、仕事に支障が出ないように気は遣っていて、まわりの声優さんにいいよと教えてもらった「鼻うがい」を習慣にしています。携帯用を海外にも必ず持っていきます。
鼻うがいって痛いイメージがありますけど、人肌程度に温めた食塩水でやると、びっくりするくらい痛くないんですよ。不思議に思って1回真水でやってみたんです。そうしたら痛すぎて、死ぬかと思いました(笑)。涙も出るし、のどなのか鼻なのか、わけわかんないところが痛くなるし……。
あと、「ハーブ入りのどあめ」も愛用しています。今日も持ってるんで、皆さんもどうぞ~(愛用ののどあめを、自らスタッフに配ってくださる山下さん!)。